増え続けるひきこもりの現状に切り込んだ問題作『ひきこもり・ニートが幸せになるたった一つの方法』が2016年10月12日(水)に発売された。 同書の著者は、精神科カウンセラーの後に公的機関で「ひきこもり相談員」として従事していた伊藤秀成。現在は現場を離れ、自身も「ニート」状態となっている。立場を捨てた今こそ、ずっと言えなかった、ひきこもり・ニートと就労支援の現状について鋭く指摘する。 これまで多くのひきこもりを見てきた同氏は、はっきりと確信している。ひきこもりにとって、「就職なんて無理ゲー」だと。実際、同氏が従事していた「ひきこもり相談員」の現場では、「ひきこもりとニートの99%は就労出来ない」が常識だそうだ。 きっと、多くの人が「ひきこもり・ニート脱出」と聞いて思い浮かべるプロセスは、「正社員として働き、経済的に自立する」というものだろう。しかし同氏が、そのようなプロセスでしっかりと自立し
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