プロ野球阪神の赤星憲広外野手(33)は9日、兵庫県西宮市で開いた会見の冒頭、現役引退を決めた経緯について次のように説明した。 ◇ 理由はこれまで新聞紙上で、頸椎(けいつい)のヘルニアの悪化と言われてきたが、検査を重ねるうちに「中心性脊髄損傷」と診断されたためです。自分が引退することになるとは想像していなかった。 9月12日にけがをして症状のひどさは想像を絶するものがあった。1カ月して状態はだいぶ良くなって、復活できる気持ちもあったが、日本全国の病院に行って先生から「今のまま野球を続けることは危険だ」と言われ、現状を把握せざるをえない状況になった。 それでも現役にこだわりたい気持ちが強くて、球団から最初に引退を打診されたときも「まだやります」と伝えました。現役を続けたくて「あと1年様子を見てくれないか」という気持ちにもなった。今でも正直、実感はわかない。 いろんな