雑誌の編集作業からようやく解放された。「混成アジア映画」という切り口でアジアの映画と社会を語るという企画。映画の専門家(いろいろな地域やジャンルの映画をたくさん観てきた人たち)ではなく、地域の専門家(映画を含めて地域社会のことをずっと見てきた人たち)たちが、自分の研究対象地域の映画をどう観るか、あるいは映画を通じてその地域をどう見るかを語るというもの。「混成アジア映画」という切り口がうまくまとまっているかどうかはともかく、1つ1つの原稿はどれも大変読みごたえがあるので、多くの人に読んでいただければと思う。今年3月末の刊行だけれど、書店によっては店頭に並ぶまで少し時間差があるかも。 さて、缶詰めになっている間に世の中もいろいろと進んでいたようで、「Istanbul Aku Datang」が大阪アジアン映画祭で観られることになり、しかもなんと「イスタンブールに来ちゃったの」というタイトルがつい