[香港/ロサンゼルス(ロイター)] - 映画「ピクセル」の2013年版の脚本では、銀河系を行き来するエイリアンが中国が誇る国宝の一つ、万里の長城に風穴を開ける。 ところがアダム・サンドラーが出演し、ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントから7月25日に全米で封切られた、このSFコメディの最終版から、このシーンはなくなっている。エイリアンが攻撃する伝説的な場所は別のところとなっており、インドのタージ・マハール、ワシントン記念塔やマンハッタンの各所である。 ソニー幹部が万里の長城をはずしたのは、中国での上映許可が下りるかどうかを心配したからであると、ソニー・ピクチャーズの内部メールが明らかにしている。これはソニーの経営陣が、中国当局が同国に悪いイメージを与えると解釈するのではないかと恐れる、映画の内容を取り除くことを狙った一連の変更の一部にすぎない。 中国の陰謀というストーリーを削除 万里の