紹介 法、ジェンダー、思想、教育etcの観点から、 研究者、アーティスト、キュレーターがアート⇄社会のバージョンアップを図る。 表現の自由・不自由/多文化主義/包摂と排除/搾取/公共性 その言説と実践をめぐって繰り広げられる、人文学と社会科学の〈異種格闘〉 アートワールドを人文学的・社会科学的な側面から検討し、アートワールドという社会、あるいはアートワールド「と」社会の関係を問い直す。アーティストとキュレーター、批評家、研究者の相互的なプラットフォームのなかで「アートと社会の相互反映性」を領域横断的に考察し、アートの実践、批評の言語の新しい形を模索する。 目次 まえがき………北田暁大 第一章 表現の自由・不自由 イントロダクション………北田暁大 [論考] 芸術表現の自由と憲法上の「表現の自由」………志田陽子 制度としての美術館、あるいは表現の「場」と媒介者………成原慧 [フォーラム総括]
中華圏の映画人にとって最高栄誉とされる映画賞「ゴールデン・ホース・アワード」(金馬奨)の第53回授賞式が11月26日、台北市の国父紀念館で行われた。 ◇中国大陸が4大部門総なめ 台湾勢は振るわず 今年は中国大陸映画が圧倒的な強さを見せ、長編フィクション作品賞、監督賞、主演男優・女優賞の主要4部門を完全制覇。残念ながら台湾映画の受賞はコンペティション23部門(うち1部門は該当者なし)中、5部門(ドキュメンタリー作品、アニメーション短編、助演男優、美術デザイン、オリジナル映画音楽)のみ。チョン・モンホン(鍾孟宏)監督の「ゴッドスピード」(一路順風)は最多8部門にノミネートされていたものの、賞獲得は美術デザイン賞の1部門に留まった。 昨年はホウ・シャオシェン(侯孝賢)監督の「黒衣の刺客」(刺客聶隠娘)が作品賞を含む5部門を受賞、チャン・ツォーチ監督の「酔・生夢死」も助演女優、新人賞など4冠に輝い
中国の多彩な図像学の系譜を受け継いで生まれた中国のマンガ〈連環画〉。ときにコミカルで愉快、ときに苛酷で恐ろしい、20世紀の中国社会をリアルに映す中国マンガ学を紹介。 〔目 次〕 はじめに 1 絵とともに語られるはなしの系譜 2 連環図画の誕生――中華民国(一九一二〜四九) 3 混乱から改良、そして隆盛――中華人民共和国建国初期(一九五〇〜六〇年代前半) 4 闘争する〈小人〉たち――文化大革命時期(一九六六〜七六) 5 いまひとたびのご奉公――文革終熄後(一九七〇年代末〜一九八五) 6 大河からせせらぎへ――連環画の衰退(一九八六〜二一世紀) 7 連環画のさまざまな〈顔〉――そして饒舌な〈口〉 8 日本の読者のための一章 あとがき 注/参考文献/図版出典
ボブ・ディランがノーベル文学賞を受賞したときに、多くの人が驚いたのは、歌手がノーベル賞を取った、というポイントだった。 たしかに彼はシンガーである。ただシンガーとして受賞したわけではない。御存知のとおり、その歌詞を評価され、受賞した。 なぜ歌詞などを評価するのだろう、村上春樹のような小説家にあげるべきではないのか、という疑問も出ていた。 ボブ・ディラン受賞報道のあと、しばらくそういうやりとりがなされているのを見て、多くの現代人にとって、ノーベル文学賞の対象となる〝むかしながらの文学〟には、ほとんど興味を持っていないのだなと、あらためておもった。 高度資本主義・高度情報社会における文学のポジションのむずかしさである。 詩歌こそが文学の本道 ボブ・ディランがノーベル賞を受賞したのはもちろん「詩人」だからである。「英語文化の伝統のなかで偉大な詩人」だと評価されていた。 有名な歌手ボブ・ディランの
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