「歳を喰ったら雑文を書け」——数年前台北であった時孫大川(プユマ族名Paelabang Danapan)さんからそう言われた。それもひとつの切っ掛けで始めたこのブログだったが、もう1年以上も何も書かなかった。 今日2020年3月31日は私の早稲田大学定年退職の日、そして40数年の職業生活最後の日である。ならばひとつ久しぶりにブログでも書こうか——今朝お気に入りの公園を散歩して軽い汗をかきながらそぅ思った。そこで孫大川さんの言葉を思い出したわけであった。 2年程前から毎日毎週の大学の仕事がたいへんきつく感じるようになった。特段に仕事が増えたわけではないし、私にきつい行政的役割が廻ってくるわけでもない。週6コマの講義・ゼミと院生指導、それに早大台湾研究所所長の雑務、これだけである。原因は詰まるところ、年相応に体力が減退したためである。それまでなら、ああ疲れてるなあ、息継ぎが欲しいなあと思うのは
![待つことと耐えること——定年退職雑感 | 台湾研究自由帳](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f05ab382abe0b1dc06cd5a20ccf4b3884db1e56d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpds.exblog.jp%2Fpds%2F1%2F202003%2F31%2F87%2Fb0397087_16513876.jpg)