学生時代から、自分の周りや雑誌、ネットなどで、「中絶」の話を見たり聞いたりするたびに、不快な気持ちになっていた。 同じ女性として、軽蔑さえしていた。 まさか自分が当事者になるなんて、思いもよらなかった……。 この話は、胎盤が1つにつながった三つ子を自然妊娠し、NICUが足りないこと等を理由に複数の病院から受入を拒否され、最終的に中絶を選んだ私が、その経緯、その後自分の身に起こった事です。 正直、書くべきかすごく悩みましたが、誕生すれば2億分の1の確率の妊娠という体験をしたからこそ、伝えられることがあるかもしれない、そう思い投稿しました。 【前篇の全文字数:約13,000字】 1.妊娠発覚、しかも双子!? 2.双子確定、しかし…… 3.出産できる病院探し 4.2週間後、エコーに映ったもの 5.地域周産期医療センターへ 6.「うちでも受け入れられない」 7.元気な子どもが産まれる可能性は、ほぼ
