韓国のイ・ミョンバク大統領は、「天皇陛下が韓国を訪問するなら独立運動の犠牲者に謝罪すべきだ」としたみずからの発言について、非公式の場で、「天皇が訪韓しておことばを述べられたら歴史問題は解決できるという意味だった」と述べて、日韓関係の改善を念頭に置いた発言だったと釈明していたことが分かりました。 これは、イ・ミョンバク大統領が、今月5日、日韓関係の韓国人専門家を大統領府に招いて行った非公式の懇談の場で述べたものです。出席者によりますと、大統領はこの中で、島根県の竹島への上陸を決めた背景に、日本がいわゆる従軍慰安婦の問題に前向きに取り組まなかったという不満があったと改めて明らかにしたということです。 そのうえで、先月14日、「天皇陛下が韓国を訪問するなら独立運動の犠牲者に謝罪すべきだ」と発言したことについて、「歴史問題は、日本の総理大臣がおわびするよりも、天皇が訪韓しておことばを述べられたほう