現代自動車のインドの第2工場の竣工式を取材するために、先週チェンナイを訪問しました。チェンナイはインドの4大都市の一つで、南部地域の経済、貿易、教育の中心地として有名です。一時「マドラス」と呼ばれたこの都市は、現代自をはじめとするグローバルメーカーのフォード、現地メーカーのマヒンドラ&マヒンドラなどの工場が位置しているインド自動車産業の中心地でもあります。 チェンナイに滞在している間、インドの自動車について、面白い光景を目にしました。 まず、インドを走る車の中には、左右のサイドミラーがない車が多いのです。万が一あったとしても、運転席のある右側だけに付いていたり…。インドの自動車は、イギリスや日本のように右ハンドルです。インド人は基本的にバックミラーに頼って運転しています。このため、インドで車を販売する際は、サイドミラーは標準仕様でなく、オプションとなるのです。 また、ドアや窓のないバ
1月に開催されるモーターショーは米デトロイトの「北米自動車ショー」が最大だが、今年はこと注目度ではインドの「デリー自動車エキスポ」がリードしたようだ。同国の商用車最大手、タタ・モーターズが10万ルピー(約28万円)の超廉価乗用車「ナノ」を披露したからだ。このクルマ、インドだけでなく世界の新興市場での席捲を狙う戦略車だが、前途は厳しいと見る。 発表された「ナノ」をテレビや新聞報道で見て、洗練されたデザインに驚かされた。車体は全長3.1メートル、全幅1.5メートルと、ほぼ日本の軽自動車規格(全長3.4メートル、全幅1.48メートル)と同じサイズ。専用に開発したアルミブロックのエンジンは2気筒で排気量623cc、最高出力33馬力。パワーはやや劣るものの、エンジンも軽規格(660cc)並みだ。 タタは年産能力25万台の専用工場を建設し、今年秋からインド市場に投入する。量をこなさなければこの価格は無
「ナノ」のスタンダードバージョン。エンジンをリアに搭載し、全長3100mmの短いボディーでできるかぎり室内空間を広く取る工夫がされている(画像クリックで拡大) 1月10~17日にインドの首都デリーで、インド最大の自動車ショー、「AUTO EXPO 2008」が開かれた。そこで注目を浴びたのが、インドの自動車メーカー「タタ・モーターズ」が発表した低価格カー「ナノ」だ。 ナノのキャッチフレーズは「1ラークカー」。1ラークは10万ルピーで、1月21日現在のレートで換算すると28万9000円だ。それまでインドでいちばん安いクルマは、スズキの子会社「マルチ・スズキ・インディア・リミテッド」が製造・販売する「マルチ800」で、価格は約19万5000ルピー。一気に半額近い低価格を成し遂げたのだから、注目を集めるのも当然だ。 タタ・モーターズはインドの財閥「タタ・グループ」傘下の自動車メーカーで、バス・ト
ビジネスcategoryトヨタが新型エンジン開発、PHVなど電動車との最適化目指すトヨタ自動車、は28日、脱炭素社会の実現に向けた新型エンジンを開発すると発表した。従来のエンジンに比べ高効率・高出力を実現しつつ排気量を抑えて小型化、多様なカーボンニュートラル燃料にも対応させる。新型エンジンとモーターやバッテリーなどの電動ユニットとの最適な組み合わせを目指す。 午前 9:24 UTC マーケットcategory政府・与党、25年度のPB黒字化目標堅持で調整=骨太方針で関係筋政府・与党は6月後半にも決定する「経済財政運営と改革の基本方針(通称「骨太の方針」)」で、2025年度に基礎的財政収支(プライマリー・バランス、PB)の黒字化を目指すとしている従来の財政健全化目標を堅持する方向だ。物価上昇で税収が増えやすくなっている一方、金利上昇と円安進行を受け、財政健全化の姿勢を見せる重要性が高まってい
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