日印原子力協定 疑問と懸念がつきまとう 2010年7月1日 11:04 カテゴリー:コラム > 社説 核軍縮よりもビジネス優先ということなのだろうか。日本とインドが原子力協定締結に向けて交渉を開始した。 協定は日本からインドへの原子力発電の機材や技術の輸出に道を開くものだ。原発需要の急拡大が見込まれるインドとの協定締結は、日本に大きなビジネスチャンスをもたらすことにもなる。 しかし、インドは核拡散防止条約(NPT)に加盟せずに核開発を進め、核武装した国だ。いまもNPTなど国際的な核管理の枠組みに背を向けている。 「非核」を国是とし核軍縮を外交の柱に据える日本が、そんな国との原子力協力に安易に踏み込んでいいのだろうか。疑問と懸念がつきまとう。 核の拡散に加担する恐れはないのか。空洞化が指摘されるNPT体制の信頼性を、さらに失墜させることにならないか。それだけではない。日本の核廃絶の訴えが説
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