経営破綻した格安旅行会社「てるみくらぶ」(東京都渋谷区)を巡る融資金詐取事件で詐欺罪や破産法違反などに問われた同社社長、山田千賀子被告(67)は25日、東京地裁(河本雅也裁判長)の初公判で起訴内容を認め「大変申し訳ございませんでした」と謝罪した。 また、詐欺罪などに問われた同社の元経理責任者、笹井利幸被告(37)も起訴内容を認めた。 起訴状によると、2人は2016年6月~17年2月、実際には同社が債務超過に陥っていたのに、財務・経営状況が良好と説明する虚偽の書類を二つの金融機関に提出し、融資金計約5億5000万円をだまし取ったとされる。また山田被告は、破産手続きで没収されるのを免れようと役員報酬約1000万円を隠したとされる。 この記事は有料記事です。 残り163文字(全文481文字)