筋肉の運動を起こすには最終的には脊髄などに存在しているαモーターニューロンを発火させることで可能です。 では、どの様に発火させるのかと言うところがこの質問に答える近道だと思います。 このαモーターニューロンへは、実は、平均しても一個のαモーターニューロンあたり数万個のニューロンからの入力つまり調節を受けています。 これらのニューロンからの信号の総和が閾値を超えるとαモーターニューロンが発火し特定の数の筋線維が収縮し、全体で見ると筋肉がぴくっとするわけです。 さて、錐体外路と錐体路の件ですが、 一般的には錐体路が随意運動錐体外路が不随意運動と言います。 しかし、前の説明を見ていただくとおり、どちらも、数万のうちの一つにすぎません。特に錐体路は、全体に占める役割は本当はとても少ないのです。これは、高校などで習う事実とかなり相反するかと思います。 では、本題の説明に入ります。 錐体路は、大脳皮質