1997年発表。ジェネシスにとって現在、最新(最後)のスタジオ録音アルバム。"...Calling All Stations..."。 メンバーは、レイ・ウィルソン(vo)、トニー・バンクス(key)、マイク・ラザフォード(g)。サポート・メンバーとして、Nir Zidkyahu と Nick D'Virgilio (読み方さえわからない)という二人のドラマーが参加している。 1996年、長年バンドの中心的存在だったフィル・コリンズが脱退(脱退の時点で、彼の人気はかなり落ち目だったことは特記しておきたい)。本作は、残されたトニー・バンクスとマイク・ラザフォードが(特にトニーが中心になって)若手ヴォーカリストを起用して製作したアルバムである。 結論から言おう。大失敗作なのである。上の動画はタイトル曲だが、こういうミディアム・スロー・テンポの暗い感じの似たような曲ばかりなのだ。イギリスでは2位