国内ニュースの記事一覧です。政治、社会や災害、事件、事故など、新聞・通信社が配信する最新記事のほか、動画ニュースや雑誌記事まで、話題の国内ニュースをまとめてお届けします。
日本の医薬業界が、製薬大手「ノバルティスファーマ」の薬に関わるデータ改竄事件で揺れている。同社は、血圧を下げる降圧剤「バルサルタン(商品名・ディオバン)」を販売する際、改竄したデータに基づき、「血圧だけでなく脳卒中、狭心症にも効果がある」として販売した事件だ。 こうした事件が発生する背景には、製薬会社が大学医学部の教授を“籠絡”すれば、いとも簡単に現場の医師と患者を騙せ、巨額の利益を得られるという構図がある。今回、現役の国立大学教授が実名で、あまりに生々しい「製薬会社と医学部」の癒着の現場を告発した──。 ●レポート/伊藤博敏(ジャーナリスト) * * * 「大学の研究者が製薬会社にとって都合がいいように研究データを改竄し、それを根拠に執筆された不正論文は、この大学にもヤマのようにあります」 不正の証拠となる写真や論文を示しながら、岡山大学の森山芳則・薬学部長はこう言い切った。
大学の試験シーズンにありがちなのが、「この単位が取れないと卒業できない」などとして教員に泣きつく「研究室詣で」。昔からあるわけだが、これが教員にとっては相当煩わしい。 早稲田大学の商学部事務所は「救済を求める行為は控えるように」などという異例の注意喚起メールを学生に送った。「商学部では救済試験や追試等は設けていません」 商学部では期末試験は1月下旬に行われた。試験期間中に事故や病気で受験できなかった場合、試験の日を含めて3日以内に所定の手続きをして認められれば「未済試験」と呼ばれる試験を受けることができる。未済試験を受けられる人が発表されるのは2月17日で、実際に試験が行われるのは2月24日と25日だ。 もちろん、2月も半ばの現時点では、期末試験も未済試験の申し込みも終了していることになる。そんな中、2月14日、事務所から学生に宛てて「成績に関する救済を求める行為について(注
【ソウル聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領は2日、自らが掲げる韓国社会の「共生発展」と関連し、高卒者の雇用拡大に取り組む考えを示した。李大統領は同日、自らが主宰する「公正社会推進会議」を京畿道水原市の企業で開いた。同企業は従業員230人のうち半数近くが高卒者。これは高卒者に冷たい韓国社会を変革しようとする李大統領の意志が反映されている。李大統領は会議で、「義務的に高校生の就職率を上げるべきだ」と述べ、そのことによって、各種分野で専門人材が育成されるとの考えを示した。李大統領は大学に行かなければならないという風潮に流され、大学進学率が高くなっている韓国の現状を憂慮。「韓国では7~8割が大学に進学するが、ドイツは3割程度。大学進学率が低いほど先進国だ」と自説を展開した。また韓国の中卒サッカー選手が英プレミアリーグで活躍していることなどを例に挙げ、「今は学歴より能力だ。時代の変化に対応
脳科学者の茂木健一郎氏(写真中央)らの実験で、日本の「国民食」ともいえるカレーに、食べた直後に脳を活性化し、知能指数(IQ)に換算すれば7ポイント、向上させる働きのあることが分かった。26日に東京都内で開催された、第10回カレー再発見フォーラムで発表した。 茂木氏は、自らも「カレー大好き人間」であると述べ、英国やフランス滞在中も、日本にいたときと同様に「週に2、3回は食べずにいられなかった」と告白した。カレーのふるさとといえるインドが、数学やIT分野の人材を輩出していることも、「スパイスを多く使う食文化と何らかの関係があると考えている」という。 実験では水とカレー、外見がカレーに似た比較食を用い、それぞれ香りをかぎ、食べた直後の脳内血流を調べた。注目した脳の部位は背外側前頭前皮質だ。「脳内の司令塔」に当たる場所で、活発に活動していることは、集中力、やる気、統合力が向上していることを示す
バカが「東大大学院」に行く (SAPIO 2010年3月31日号掲載) 2010年4月8日(木)配信 2ページ中 1ページ目 前のページ | 1 | 2 | 次のページ 文=小谷野敦(比較文学者) おバカ大学生の増殖は、最高学府の頂点に君臨する東京大学をも蝕んでいた。09年3月に、「さらば東大!」の捨て台詞を残して非常勤講師を退職した小谷野氏が嘆く。 私は『すばらしき愚民社会』(新潮文庫)などで、大学生の学力低下について書いたが、もう二流、三流、さらに底辺大学の実態のひどさは世間に知られてきている。底辺校など、学力も生活態度もまるで中学校のようで、日本と並んで、米国、韓国など大学が過剰に多くなると、そういうことになる。 だが、このところ、私は「東大院生の学力低下」をひしひしと感じている。東大生そのものも、私の頃に比べるとずいぶん基礎学力、特に教養がなくなってきているが、院生が特に問題なの
学研の「科学」だけじゃない 日本の科学誌が消える (AERA 2010年3月8日号掲載) 2010年3月5日(金)配信 2ページ中 1ページ目 前のページ | 1 | 2 | 次のページ 「バイオで科学技術立国」のかけ声が虚しい。ライフサイエンス系の雑誌が 次々と消滅している。日本語で書かれた科学誌は風前の灯だ。 書店にいまも並ぶのは1月号のまま。共立出版のバイオサイエンス専門誌「蛋白質核酸酵素」はもう消えた。 昨年10月、「来年1月号で休刊にする」と同社幹部から知らされた編集委員会幹事の山本正幸東大教授にも休刊は「寝耳に水」だった。 「ついこの間、創刊50周年を祝ったのに」 電子版英語雑誌が席巻 同誌は、生化学や分子生物学の研究が本格的になろうとする1956年、大阪大の赤堀四郎、名古屋大の江上不二夫、東京大の渡辺格(いずれも故人)という先駆者3人が協力して創刊した。当時は、ワトソンと
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く