仙台の桜も見頃はこの週末が最後。桜に限って言えば、日本国民は自国の文化を非常にリスペクトしているように思えますが、ことが「科学」になると、未だに欧米礼賛の傾向が強いように思われます。 過日、某学会の某オフィシャル・ジャーナルの編集委員会がありました。英語で出版している国際誌ですので、国外にもEditorial Boardにお名前が載っている方はおられるのですが、日本在住の方が集まって、学会誌の将来等についての意見交換をしました。 当然ながら、学会誌としては、どのようにその権威を高めるのか、という「競争」を他の雑誌との間に繰り広げています。生き物と同じ、生存競争ですね。生き残るためには、投稿数が多いことや、掲載された論文が他の論文で引用されることにより、結果としてインパクト・ファクター(IF)が高くなることによって、さらに投稿数を多くして、より良い論文を掲載することに繋げたいという課題があり
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