アントニオ・ネグリの来日が中止になったことで、かえって注目された感もなくはないシンポジウム「新たなるコモンウェルスを求めて」に行ってきました。ちなみに僕はネグリの本はまだ読んでません(汗)。 安田講堂には満席ではないものの結構人が入ってました。700人くらいということでした。プログラムは、吉見俊哉の挨拶が最初にあり、講演原稿の代読映像、姜尚中、上野千鶴子が各20分程度で問題提起、休憩をはさんでディスカッションという流れでした。講演原稿の代読は、日本語での読み上げに、内容と関連したそれっぽい映像やネグリの映像を組み合わせたもので、短い時間でよく作ったな、と思いました。ディスカッションには、姜、上野と石田英敬、鵜飼哲の4人によるもの。途中、一旦ネグリと電話でのやりとりがありました。電話は30分くらいでしたが、あらかじめ送られていた質問への回答がされました。答えられた質問は上野が提起したもので、