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2008年6月20日のブックマーク (3件)

  • 中上健次『奇蹟』 - 「石版!」

    奇蹟―中上健次選集〈7〉 (小学館文庫)posted with amazlet at 08.06.20中上 健次 小学館 売り上げランキング: 286020 Amazon.co.jp で詳細を見る 中上健次っていう作家は、私の中で「無茶苦茶好きなんだけれど、なかなか読めない作家」っていう位置づけであって、そういう感覚は「美味しいけど、強すぎるお酒」みたいな感覚に似ている。読もう(飲もう)と思う、しかし、独特の匂いが強すぎて「まあ、今日は良いかな」って思ってしまってなかなか手が出せない。でも、一旦、手を出してしまうとグ、グググとその魅力に引き込まれてしまって「ああ。これだよ。こういうのを読むため(飲むため)に、私は生きてるんじゃなかろか」って思ってしまう。最近読み終えた『奇蹟』もまったくそういう小説だった。 良い小説、というのは割りとたくさんある。最近の読んだ最近の作家では川上弘美は面白かっ

    中上健次『奇蹟』 - 「石版!」
  • 小林多喜二『蟹工船』を読みましたよ - きたろーの日々雑感

    蟹工船・党生活者 (新潮文庫) 作者: 小林多喜二出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1953/06/30メディア: ペーパーバック購入: 12人 クリック: 139回この商品を含むブログ (264件) を見る蟹工船 一九二八・三・一五 (岩波文庫) 作者: 小林多喜二出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2003/06/14メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 25回この商品を含むブログ (67件) を見る 社会現象的ブームになっているという『蟹工船』、家にあったので読んでみました。岩波文庫版です。売れているのは新潮文庫版らしいです。 とりあえず一気読みの面白さでした。劣悪な条件で死に直面するほどの過酷な労働を強いられている蟹工船の労働者たちが、「殺される」以外に選択肢がないところまで追い詰められた末に、ストライキを実行するに至る過程を描く、まがう事なきプロレタリア文学です。 とにか

    小林多喜二『蟹工船』を読みましたよ - きたろーの日々雑感
  • 公共機関のために準備中の文章です。誤りのご指摘やご意見をお待ちします。第1部 - MIYADAI.com Blog

    MIYADAI.com Blog (Archive) > 公共機関のために準備中の文章です。誤りのご指摘やご意見をお待ちします。第1部 « 公共機関のために準備中の文章です。誤りのご指摘などお待ちします。第2部【上の第1部に続きます】 | [videonews.com] マル激トーク・オン・ディマンド再放送します » ◯ ■近年「ニート」(NEET、not in education, employment and training、学生でないのに就業せず職業訓練も受けない成人)という英国政府が用い始めた言葉によって、我が国でも若者が社会性を失う現象--非社会性--が名指され、社会問題になっている。国レベルでも自治体レベルでも、政治や行政が「ニート対策」に取り組み始めている。 ■だが、我が国における問題化のされ方と他国のそれとはかなり異なる。我が国では「自立」できない若者への「自立支援」とい