公開日 : 2006年8月20日 (2011年1月11日 更新) カテゴリー : ユーザビリティ アフォーダンス(affordance)という言葉を聞いたことはありますか?「〜を提供する」「〜を利用可能にする」という意味の英語「afford」の名詞形ですが、ユーザーインターフェース設計の世界では、モノの属性(形状、材質、色など)がヒト(ユーザー)に対して「どう取り扱えば良いか」という情報を発している、という考えかたのことをいいます。 たとえば、(無意識にですが)皆さんこんな経験があるのではないでしょうか? ドアノブ(取っ手)の形状を見て「押して(あるいは手前に引いて)開けるもの」なのか「横にスライドさせて開けるもの」なのかを識別する。 ダイヤルを見て「回すもの」だと認識する。さらに、回す部分の形状や大きさによって「つまんで回すもの」なのか「握ってまわすもの」なのかを識別する。 スイッチの形