ブックマーク / fujipon.hatenablog.com (30)

  • 「医学部に進んでしまったけれど、医者にはなりたくない」という増田さんへ - いつか電池がきれるまで

    anond.hatelabo.jp 僕には僕自身の経験からしか語れないのだけれど、それでもこの増田さん(「はてな匿名ダイアリー」の著者は、「増田」と呼ぶのが慣例なのです)の選択に、少しでも役に立てればと願いつつ書きます。 僕自身、あまり医者になりたくなかったのに、結果的になってしまった人間なので、増田さんの気持ちはわかる。 僕の父親は医者で、普段は「お前は医者にならなくても、好きなことをやってもいいよ」と言ってくれていたのですが、高校時代の模試で一度法学部希望にしたら、あからさまに機嫌が悪くなったのを覚えています。 僕の人生の「職業選択における希望」は、弁護士か文系の学者(できれば歴史学者、「ヤン・ウェンリー症候群」ですね)、もしくは「ものを書いてべられる人」だったんですよね。 あと、ゲームをつくる人や、ゲーム雑誌の編集者にも憧れたなあ。 ただ、そういう親の「暗黙の期待」みたいなものを裏

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    chazuke
    chazuke 2016/01/13
    国試受かったあと研修を経て臨床に向いてないことに気がついて厚生省に入った人を知っております。
  • 古館伊知郎さんの「空白の12年間」 - いつか電池がきれるまで

    www.asahi.com 古館伊知郎さん『報道ステーション』降板、というのをネットで見たときは、「ああ、ようやく、だな」と思ったのです。 僕のなかでは、あの時間帯は『ニュースステーション』=久米宏、というイメージがいまだに抜けないところがあるのだよなあ。 今朝のニュースで、「『報道ステーション』といえば古館さん、という感じなので、信じられません」と街頭インタビューに答えていた若い人をみて、「古館さんといえば『報道ステーション』のキャスター」というイメージの人も、少なからずいるのだな、ということもわかりました。 12年間、もうすぐ3000回、キャスターをやってきたのですから、それも当然のことではあるんですよね。 それこそ、僕の「報道の古館伊知郎」への違和感というのは、「ドラえもんは大山のぶ代で、水田わさびは認めない!」と言いながら、『ドラえもん』を今は観ていない大人たちみたいなものかもしれ

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    chazuke 2015/12/26
  • 永谷園の「お茶づけ」について、僕が40年近く誤解していたこと - いつか電池がきれるまで

    永谷園の「お茶づけ」には、幼少時からずっとお世話になってきました。 野菜も肉も魚も苦手だった僕にとっては、数少ない「安心してべられるもの」でもあったんですよね。 当時は「焼鳥には悪い鳥がなるのだ」と信じていましたし、口をゆがめて断末魔の叫びをあげている焼魚をみると、ごめんなさい!とか感じてしまう子どもだったのだよなあ。 なんなんだ、「悪い鳥」って。 今となっては、「べてしまうのはいささか申し訳ないが、こちらもべないと生きられないのでスマヌ」というくらいというか、むしろ、昔べられなかった分を取り返しているのではないか、というくらいの勢い、なのですが。 脱線してしまいましたが、「永谷園のお茶づけ」の話に戻ります。 僕は幼稚園くらいから、この「お茶づけ」をべていた記憶があります。 最初は「のり茶づけ」がいちばん好きで、次に「さけ」、「梅」は酸っぱいから苦手、だったのです。 「のり茶づけ

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    chazuke 2015/10/20
    私も昔はお茶をかけてたけど、配偶者が「抹茶、入ってるよ?」というので、最近はお湯派。でもお茶をかけたほうがよりおいしいと思う。
  • いま、僕が「インターネット」について語っておきたいこと - いつか電池がきれるまで

    fujipon.hatenablog.com d.hatena.ne.jp id:p_shirokumaさんへ このエントリは、ものすごく個人的な手紙でもあり、だからこそ、ある種の「一般論」みたいなものにもなっているのではないかと思います。 上記のp_shirokumaさんのエントリを読みながら考えたことについて、けっこう率直に書いてみます。 僕自身が、「はてなダイアリー」の黎明期に体験してきたこと、実際に何度かブログを休止したり閉鎖したりしたことの大きな理由は、僕自身にあるのは間違いありません。 「ナイーブ」であるとか「ネットの世界を甘くみている」というのは、僕自身の特性でもあり、地味な人生をおくってきた人間が、ネットのなかのごくごく狭いステージでも、「自分で好きなことを書いて、話を訊いてもらえる場所」を持ってしまったことによる舞い上がりがあったというのも事実です。 でもね、僕にとっての

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    chazuke 2015/10/05
    「戦友」の部分以外はこちらを支持。
  • はてな村で、ようやく自由になれたと思ったら、周りには誰もいなくなっていた。 - いつか電池がきれるまで

    azanaerunawano5to4.hatenablog.com 「はてな村」の中枢からは「お前は敵だ」と言われ、外部からは「お前は『はてな村民』じゃないか!」と決めつけられ…… 僕は、そんななか、『はてなダイアリー』のβ版から、『はてな』でブログを書いてきました。 (詳細を知りたい方は、こちらをご参照ください。けっこう長いです)d.hatena.ne.jp まあ、『はてな』のなかでも、「古参」と言えるほうではないかと。 認知度はさておき、「長年続けている」のは、間違いない。 そんな僕の実感としては、「『はてな』でブログを書くのは、昔よりも楽しくなった」のですよね。 『はてなダイアリー』の黎明期のことを懐かしむ人は少なくないみたいだけれど、僕にとっての当時は、「触れるとヒリヒリするような、めんどくさい時代」でした。 村の偉い人たちからは何度もお𠮟りを受けました。 人格攻撃のブックマーク

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    chazuke
    chazuke 2015/10/03
    「記録する」とは未来の自分に向けて書く手紙。ひとりではない。
  • 「東大の首席になるための攻略法」への違和感 - いつか電池がきれるまで

    『希望の資論』(池上彰、佐藤優共著/朝日新聞社)という対談のなかに、こんな話がありました。 佐藤優:『東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法』(PHP研究所)を書いた山口真由さんのを読んだらよくわかります。山口さんのはある意味で東京大学を象徴している。彼女は東大首席卒業の弁護士なのですが、自分がなぜ東大の首席になったかについて書かれています。東大はある時期から天才ではなくても全優が取れるようになった。それは東大が国際基準で相対評価になって、3分の1は優をつけなくてはならない制度になったからです。 池上彰:なるほど。 佐藤:そうすると、トップにならなくても、全科目で3分の1に入ればいい。それを狙っている人は山ほどいる。だから自分は考えた。そういう人たちは単位を落とすことがないので、全員最低数の単位しか取らない。それで自分は2単位多く取ったと。162単位。そうすると、全優はたくさ

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    chazuke
    chazuke 2015/05/16
    東大は文系であっても数学ができる人の行く大学なのでこういう「解」を出す人がいてもおかしくないと思う。
  • 当節ピアノ教室事情 - いつか電池がきれるまで

    うちの長男も、4月からは小学生。 そこで、小学校入学の機会に、習い事を再検討しよう、という話になりました。 英会話教室に、スイミングに、知育系のプログラム。 小学校に上がれば、サッカーとかやりたいと言い出すかもしれないし(インドア派っぽいので、たぶん言わないと思うけど)、「勉強系」も、中学受験を意識したものから、公文式や七田式のような「基礎能力開発系」に、最近は図形やパズルに特化したものとかもあるんですね。 「自分の子どもには何が向いているんだろう?」と悩んでいると、何でもやらせてみたい衝動に駆られるのだけれど、あまりにいろいろありすぎて、「何でも」やらせることは無理だな、と。 で、小学校入学を機会に「続けるもの、やめるもの、新しくはじめるもの」を決めなければなりません。 そこで、相談していると、「自分たちが子どもの頃には、どんな習い事をしていたか」という話になって。 僕が小学校入学の

    当節ピアノ教室事情 - いつか電池がきれるまで
    chazuke
    chazuke 2015/02/27
    我が子達の高校では子供時代、ピアノを習っていて楽譜が読める子はバンドメンバーとして引っ張りだこになってたな。なんで楽譜も読めないのにバンドを組もうとするのかが謎だが。
  • 「素直に承諾したものが損をする」というシステムへの疑問 - いつか電池がきれるまで

    先週の『怒り新党』で、こんな投稿が紹介されていました(記憶に基づいて書いているので、ディテールは違っていると思います。ご容赦を) わたしは、家電量販店などの「店員さんと交渉すると安くなるシステム」が許せません。 あーだこーだと値引きを要求する人のほうが安く商品を買うことができ、何も言わずに店の言い値で買ってあげる善良な客は、表示価格で買って損をするというのは、おかしいと思います。 ああ、僕も「店員さんと価格交渉とかするのはめんどくさいし、それでも一応交渉はして、最初の条件提示くらいで引き下がってしまう」ので、この人の気持ち、わかります。 去年、車を買い替えたときも、「あんまりギリギリのところまで交渉して値引きさせようとして悪い印象を与えるよりは、『良い客』だというイメージを植え付けて、アフターサービスをしっかりしてもらったほうが良いのではないか」とか、自分に言い聞かせたりしていました。 ま

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    chazuke 2014/07/01
    不動産なんかはごねないと、まともな物件を出さないところもあるんだよなあ。黙ってたら、平気でおかしな物件を押し付けてくる。これも「素直」な人が損するシステム。
  • 「ベビーシッターサイト」を「こわい」と感じる人と「ありがたい」と感じる人と - いつか電池がきれるまで

    参考リンク(1):ベビーシッター:20代男を逮捕へ 男児遺体で神奈川県警(毎日新聞) 参考リンク(2):ベビーシッター:母投稿、男が連絡か 安さ売り、利用拡大(毎日新聞) 今日は朝からこのニュースが大きく報道されていました。 子供のことを考えると、いたたまれない気持ちでいっぱいになります。 なぜ、こんなことになってしまったのか…… このニュースを報道していたワイドショーで、街の人やコメンテーターの反応は、くっきり二つに分かれていたんですよね。 ひとつは、「こんなふうに、ネットとかを通じて、見ず知らずの人に自分の子供を預けるなんて、信じられない!」という人たち。 そしてもうひとつは「お母さんの気持ちもわかるし、こういうサービスが無くなってしまうと困る」という人たち。 前者は比較的声が大きく、後者はやや躊躇いがちに。 このニュースのあとだと、そうなりますよね…… 僕は今回の件について、今の時点

    「ベビーシッターサイト」を「こわい」と感じる人と「ありがたい」と感じる人と - いつか電池がきれるまで
    chazuke
    chazuke 2014/03/18
    完全に共働きの夫婦ふたりで子育てしようとなるとどうしてもこのようなサービスは必要になる。転勤族の専業主婦でも二人の子供を持つと完全に他人のサービスを使わざるを得ないことは多々あった。
  • 「13歳の息子へ、新しいiPhoneと使用契約書です」をめぐる議論について - いつか電池がきれるまで

    参考リンク(1):13歳の息子へ、新しいiPhoneと使用契約書です。愛を込めて。母より(Hana.bi) - BLOGOS(ブロゴス) 参考リンク(2):iPhoneの使用契約書の記事を読んで感動する人は親になる資格などない。(はてな匿名ダイアリー) この件について雑感など。 僕が<参考リンク(1)>の記事を読んで最初に感じたのは、「ずいぶんとめんどくさいお母さんだなあ」でした。 書いてあることには、いちいちごもっとも、ではあるのだけれど。 とはいえ、<参考リンク(2)>ほどの反感もないというか、「親になる資格」なんて言い出したら、当の「有資格者」なんているのだろうか?と、今日も服を着替えず、ご飯をべてくれない子どもにイライラしていた自分を思い返してしまうわけです。 「子どもにもプライバシーが必要」 それはそうだ。 しかし、僕は「子どものプライバシーを尊重していますから」という親の元

    「13歳の息子へ、新しいiPhoneと使用契約書です」をめぐる議論について - いつか電池がきれるまで
    chazuke
    chazuke 2013/01/07
    「見せびらかしているに違いない!」と決めつける側にも根深い問題があるように思う。