『原因』 『原因1:プロジェクト・マネジメントに当たる人員がSEとしての作業に忙殺されプロジェクト・マネジメントが出来なかった』 筆者はトラブルの発生したプロジェクトの上位のプログラム・チームの一員でもあり、PMOでの経験もあり、プロジェクトを冷静に見てトラブルの予兆からプロジェクト・マネメントの不具合を指摘出来るつもりであった。しかしトラブルの発生したプロジェクトでは、筆者のプログラムへの参入目的が成果物の品質向上であり、プログラムの下位のプロジェクトのマネジメトに直接携われない限定的立場であったためトラブルの防止に貢献出来なかった。立場上、要件定義書、基本設計書の内容の業務レベルのかなり深いSE的な評価作業に追われた。 またプロジェクト・マネジャーも(旧来のプロジェクト・リーダーに近いが)業務面の把握というSE作業に徹夜の連続で忙殺され、全体アーキテクチャー、プロジェクト・マネジャーと