3D CADデータは、CADENAS(キャデナス)社の運営するPARTcommunityにてダウンロードが可能です。 ダウンロードオプションにてSTEP等、さまざまなデータ形式でダウンロードできます。
2D図面の“一義性”を考える【その7】寸法補助記号と穴寸法の表し方:3D CADとJIS製図(9)(1/3 ページ) 連載「3D CADとJIS製図の基礎」では、“3D CAD運用が当たり前になりつつある今、どのように設計力を高めていけばよいのか”をテーマに、JIS製図を意識した正しい設計/製図力に基づく3D CAD活用について解説する。第9回も引き続き「寸法補助記号」の残りを紹介しつつ、「穴寸法」の表し方を取り上げる。 2D図面の作製において、図形の大きさを定義する「寸法」の記入について引き続き取り上げていきます。 2D図面における正しい図面記入方式を知ることは、3D CADで作成した3Dの形状モデルに寸法や注記、数量などの情報を付加した「3DAモデル(3D Annotated Models/3D製品情報付加モデル)」を活用する上でも重要です。 「3D単独図」が3Dデータ上に幾何公差や仕
『図解! わかりやすーい 強度設計実務入門 基礎から学べる機械設計の材料強度と強度計算』(日刊工業新聞社) 田口宏之(著)※本サイト運営者 強度設計をしっかり行うには広範囲の知識が必要です。本書は、多忙な若手設計者でも強度設計の全体像を効率的に理解できることを目的に執筆しました。理論や数式の導出は最低限にとどめ、たくさんの図を使って解説しています。 スポンサードリンク 累積公差を検討する場合、公差を単純に足し合わせた最悪のケースを考えておけば、問題が発生することはほとんどない。しかし、組み合わせる部品の個数が増えてくると、無駄な製造コストがかかってしまう。そのため累積公差を統計的に計算する方法を採用することが多い。 各部品の寸法は十分に管理され、その分布が平均値を中心とした正規分布となっていると仮定する。この時のバラツキの程度を示すのが標準偏差σ、標準偏差の2乗が分散である。平均値±σの範
以前、Twitterで呟いたもので反響が大きかった内容がありました。今回はその呟きに対すると皆様の回答について整理・考察していきたいと思います。 新人くんの設計事例 下記が私がTwitterで呟いた内容です。 【新人君の設計事例】 新人君が出してきた設計案。これは"やってはいけない締結"だよと色々説明したが、あまり納得してもらえず。上司も"部品強そうだし、問題ないでしょ"と一言。 個人的な感覚では、"絶対にダメな奴"なんだけど上手く納得させる説明ができなかった。皆さんならどう説明しますか? pic.twitter.com/FYMZOu9dqx — しぶちょー (@sibucho_labo) September 5, 2020 ある日、新人君がこのような設計を提案してきました。ボルトの下は隙間になっていて、普段あまり見ない形です。詳細な意図は省きますが、他部品との干渉の関係もあり、こういう形
機械メーカーで機械設計者として長年従事し、現在は3D CAD運用や公差設計/解析を推進する筆者が公差計算や公差解析、幾何公差について解説する連載。第13回は、位置度において重要な考え方の1つである「最大実体公差」について取り上げる。 前回から「データム(Datum)」を必要とする幾何公差の後半戦として「位置公差」の解説に入り、「位置度」について取り上げました。 位置公差には、位置度の他に「同心度」「同軸度」「対称度」「線の輪郭度」「面の輪郭度」があります。 これらについて解説を進めたいところですが、前回紹介した位置度において、「最大実体公差」という重要な考え方があります。今回は先にこの最大実体公差について取り上げることとします。 2-2.最大実体公差(MMR:Maximum Material Requirement) 最大実体公差の定義について、前回も軽く触れましたが、あらためて「JIS
知識ゼロの初心者でも図面が描けるようになるの?立体から平面へ、平面から立体へ図形をイメージする方法から「はめあい」や「表面粗さ」などの各種記号の使い方を演習を交えて徹底的に学びます! 製図を初めて学ぶ方へ 製図を初めて学ぶ方へ「製図の基礎を学ぶ」では機械製図を初めて学ぶ方が、図面の作成や設計ができるようになることを目的としています。そのため、図面作成の仕事で最低限必要な図面の基礎について解説していきます。設計ができるようになるまでのステップは次のようになります。ステップ1 図面が読めるようになることス... 図面の必要性 図面の必要性「なぜ、図面が必要なのでしょうか?」このような本質的な質問はとても重要です。現代では、3D-CADや3Dプリンターを使えば、2次元の図面を描かなくてもCADから出力したデータで直接部品を製造できる時代となりました。しかし、品質の良い部品を製造するためには図面に
表面粗さの要求がある場合は以下の記号を用います。 記号内の a から g に表面性状に必要な基準等を記入します。 まず、旧JISの表記です。 a から g には下記を記入します。 a : Ra 算術平均粗さ b :加工方法 c :カットオフ値 c' :基準長さ・評価長さ d :筋目の方向 e :削り代 f :Ra以外のパラメーター g :表面うねり 次に、新JISの表記です。 a から g には下記を記入します。 a : 通過帯域または基準長さ、表面性状パラメータ記号とその値 b :複数パラメータが要求されたときの二番目以降のパラメータ指示 c :加工方法 d :筋目の方向 e :削り代 ※必要に応じて記入しますので、全てを記入する必要があるわけではありません。 Ra 算術平均粗さ(中心線平均粗さ)とは 算術平均粗さは山の凸凹を平均にならした値です。 ・中心線から下の谷の部分の面積の和=S
4.ローカルルールと新旧ルール最新JIS製図を用いた設計製図のセミナーを全国各地で開催していると、一つ困った現象が発生する。それは、少しでもJIS製図と違った表記をすると図面として失格であるという強迫観念を受講者が持つことである。 「うちの会社ではこんな表現をするんですが、これはJIS製図として正しいですか?」といった具合である。そこで私は、「JIS製図は、あくまでもガイドラインであり、すべてのパターンを網羅しているわけではありません。したがって、ルールにないものは読み手が間違った解釈をしないよう自分で考えればよいのです」と回答している。 1.ローカルルールについていくつか、JIS製図の解釈を拡大解釈したり、設計意図を表現するために特殊な描き方をしたりするローカルルール的な指示事例があるので紹介する。 例えば図1のように、板金部品でコの字型に曲げられた部品において、表裏に開いた穴の個数を表
私の兄は建築士です。建築士の場合、例えば「森と調和する美術館」や「3世帯同居の一戸建て」などを設計する際に、そのコンセプトや予算に応じた規模、メンテナンス箇所、強度計算を含んだ「設計書」を作成し、コンペ(建築設計の競技)に臨んでいます。どうして、機械設計には「設計書」の単語がないのでしょうか? この質問に対する私の回答はこうです。 【回答18】 恐らく、実務経験のない学者か誰かがそうした設計フローの学術書、もしくは教科書を作成したのだと思います。それを実務経験の浅い執筆者が転記し、長年の間に日本企業から「設計書」が消えてしまったのでしょう。 日本の製造業から消えた「設計書」 寿司職人や大工の世界では、親方が弟子に長い期間「修行」させ、基本姿勢を日々指導しています。例えば、寿司職人といえば、「飯炊き3年握り8年」という言葉がある通り、修行は10年以上かかると言われています。しかし、技術者の場
メカ設計の有益情報がネットにあまり転がってない! ソフトに比べて情報の総量が少なすぎる! ネット上だけでなく、書籍でも実務レベルのメカ設計専門書が少ない! そう思ってるのは自分だけかなと思ってたら、他にも同じ考えの方がいました。やっぱ情報少ないですよね、ハード系。まー、ハードの情報を共有するのって難しいところがあります。加工する所によって出来たり出来なかったりする物がありますし、それぞれのメーカーのブラックボックス的なノウハウも多分にあります。 だからといって時間かけて経験積んでけよ、っていうのでは進歩していかないですよね。ハードでも一般常識的な内容というのはあるので、ハードの各分野ごとに基礎が学べるサイトを集めてみました。メカ設計を目指す、やる気あふれるハリキリボーイたちはこういうページ見て知識を仕込んでおくと良いです。 「こういうのもあるよ〜」というご紹介はウェルカムです。 プラスチッ
設計の概念を勘違いしているならば、CADを使う意味もなく、残業続きの日々となる。20年のキャリアを持つ技術士が、あなたをデキるエンジニアにすべく、設計の考え方を根底からたたき直す。(編集部) デキるエンジニアになるために 皆さんは、製品開発の中で何に気を付けて設計をしていますか? 「要求された機能や品質(Q)を満足すること、要求されたコスト(C)を満足すること、要求された納期(D)に間に合わせることなど、すべてに気を使っている!」 といわれることでしょう。 確かにQCDは、製品開発の中で最も重要な項目です。しかし、このQCDも効率よく達成しなければ何度も設計をやり直すことになり、毎日夜遅くまで残業し、毎週のように休日出勤をする羽目に陥ります。 効率よく設計を進めるために、以下の項目に留意することが重要です。 製品開発の業務の流れ全体を把握する 関連部門とのかかわりや開発の流れの中のイベント
講義室:総理3号館901(9階) 講義用テキスト 課題完成用ソフト 前期、毎週木曜日、1・2時限(講義) 講義室:総合理工1号館21講義室 第1回目 ガイダンス (第1回目宿題の提出締め切り:?月?日) 第2回目 機械設計の強度計算基礎(1) (第2回目宿題の提出締め切り:?月?日) 第3回目 機械設計の強度計算基礎(2) 第4回目 軸と軸の締結(軸の強度計算、軸継手、軸と回転体の締結) 第5回目 軸受の基本知識 (第3回目宿題の提出締め切り:?月?日) 第6回目 軸受の破損、寿命と剛性計算 第7回目 歯車の基本概念と歯車設計 第8回目 歯車の加工、寸法管理、精度測定と歯形修整 第9回目 歯車の損傷、強度計算及び性能要求 第10回目 はすば歯車、傘歯車、円筒ウォームギヤなど 第11回目 遊星歯車装置の設計 第12回目 歯車装置に対する性能要求及び性能評価法 第13回目 産業ロボット、自動車
勉強の進め方 過去問をとにかく解きましょう! 過去問が最良の道しるべで先生です。 機械設計の参考書を1から読みだすと、ボリュームが多すぎてキリがありません。 過去問を解く→本で似たような例題を探して解く→解法をノートにメモっておく これがオススメの流れです。 参考機械設計技術者試験、過去問の進め方。勉強方法がわからなくて、なかなか手がつかない人へ 合格点は公表されていませんが、合格率は受験者の3割程度です。70点ぐらいの得点を目標に勉強すると良いと思います。(私の肌感覚ですが、完璧を狙いすぎないという意味合いで書いています。)10分野あります。捨てる分野は容赦なく捨てて、他の分野に注力します。 基礎学力に不安があるからこそ、あれもこれもやって間に合わないパターンになりがちです。オススメの得点源は機械製図です。100点狙って下さい。 問題数が多い上に、実務にもすぐに役立つ科目です。 過去問題
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