マレーシアと隣国シンガポールとの間を結ぶ高速鉄道の建設計画に日本の新幹線方式を売り込もうと、日本政府がマレーシアで説明会を開き、新幹線の安全性や経済への波及効果をアピールしました。 29日は日本政府がマレーシア政府や企業の関係者などを対象にした説明会を開き、山本国土交通副大臣が「新幹線は開業以来、乗客の死者がゼロという記録を続けている」と述べ、安全性をアピールしました。 また、JR東日本の役員も、このあと開かれたシンポジウムの中で日本での例を引き合いに、新幹線の導入が駅周辺への経済発展にもつながることや、事業を担う人材育成への支援も行うと説明し、新幹線方式導入による地元経済への波及効果を訴えていました。 説明会に出席した地元の建設業者は「新幹線は信頼性があり、採用されてほしい」と話していました。 今回の高速鉄道建設の受注に向け、日本政府は官民挙げての働きかけを強めていますが、去年、インドネ