IPC(Industrial PC:産業用PC)とは、「産業用途に使用されるPC」のことである。 主に製造現場のデータ収集や制御、見える化、またインフラの管理、医療機器などに使用されている。 産業用PC(IPC)は、オフィスなどで事務処理用途として使用されているPC(以下、民生用PC)と比較して、長時間かつ過酷な環境で使用されることが想定されている。 実際にどういうシーンで使われているか、その特徴や、産業用PC(IPC)を使うメリットなどについて解説する。 本記事は、オムロン株式会社の協力のもと制作しております。 産業用PC(IPC)が使われるシーン 製造現場において、IPCが期待されている大きな要因の1つに、工場のデジタルが求められているということがある。工場のデジタル化を行い、現場のデータを活用することで、生産性を向上させることが可能になる。 IPCはデータを扱うことに長けているので、