機械設計の基礎知識から、3D CADによるモデリングやCAE解析、3Dプリンタ活用といった実践スキルまでをカバーする、メカ設計技術者のスキル向上を支援する情報フォーラム
製品情報管理(PDM)(せいひんじょうほうかんり)(英:PDM(Product Data Management))とは、PLM(英:Product Lifecycle Management:製品の設計・開発・保守・廃棄・リサイクルなど、製品のライフサイクル全体を通して、製品関連情報を一元管理する考え方)の実現を支援するシステムである。 設計期間短縮と設計品質向上を同時に実現できるシステムとして、[現在もっとも急速に発展している]製品設計支援システムの1つである。PDMシステムの出現で初めて、チーム設計、コンカレント開発、マルチサイト開発などのコンセプトが、実際に実現可能となった。近年では、PDMシステムとBOM (部品表) システムとは融合しつつある。 情報の一元管理を実現した例として開発部品表 (E-BOM) と生産部品表 (M-BOM) などの部品情報を一元化し、営業・購買・設計・生技
BOMの使いやすさを追求する国産PLM ― Obbligato II:ものづくり支援ソフトウェア製品レポート(2)(1/3 ページ) 製造業を取り巻く厳しい経営環境の中で、高い次元のQCDを達成するにはITツールによる業務支援が不可欠である。本連載はPLM、ERP、SCMなど製造業向けの代表的な業務支援ソフトウェアの特徴をレポートしていく。 最初の製品がリリースされたのは、いまから17年前の1991年。製造業向けデータ管理ツールの草分けといえるNECのObbligato IIは、日本ならではのものづくりに対応して独自の進化を続けている。本稿では2008年11月11~13日に東京・国際フォーラムで開催された「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2008」で行われたワークショップ「Obbligato IIによる最新PLMソリューションのご紹介」の内容を中心に、NECのPLMソリューションの概要
<設計部品表(E-BOM)と製造部品表(M-BOM)の乖離> BOM再構築の課題の中でも、もっとも多く見られる悩みが「設計部品表と製造部品表の乖離」だ。ふつう、前者はEngineering BOMを略してE-BOMと呼び、後者をManufacturing BOMの略でM-BOMと呼ぶ。 設計部品表(E-BOM)とは、設計部門が作成する部品表のことで、最終製品を構成する全部品をリストアップしたものである。製品の構成図(断面図)の各部品に①②③・・といった番号をつけ、その右側に番号・部品名称のリストをつけたものを、誰しも見たことがあると思う。この部品構成リストがE-BOMの原型である。 たとえば、『冷し中華』という製品を考えてみよう。冷し中華一人前は、図1左に示すように、茹で麺・たれ・錦糸玉子・チャーシュー細切・きゅうり細切から組み立てられる。 機械・電気など組立加工系の業種におけるE-BOM
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く