印刷 防衛省は9日、ロシア海軍の艦艇4隻が同日、宗谷海峡の公海を東に向けて通過したと発表した。北海道西側の日本海では、ロシア海軍の艦艇20隻が宗谷海峡に向かって進んでいるのが確認されており、合流すれば、近年ではこの海域で最大規模という。 防衛省によると、北方領土の北側(8〜10日)と北東側(9〜11日)のオホーツク海海域に、いずれも射撃のための航行警報が出されており、ロシア艦艇は訓練のため、この海域に向かっているとみられる。 9日午前1時ごろ、小型駆逐艦3隻と補給艦1隻が宗谷岬の南西約250キロの公海を北東に航行しているのを、海上自衛隊のP3C哨戒機が確認。4隻は同日午後4時ごろ宗谷海峡を東に向けて通過したという。 関連リンク日本、ロシア軍機飛行に自制求める 日ロ外相電話会談(9/9)ロシア軍、日本の国境近くで演習 官房長官「異例」(9/8)〈時事通信〉目的は放射線測定=ロシア軍機の