会社で女性社員と接しているなかで、「それセクハラですよ!」と指摘されたことがある男性は、結構多いのではないだろうか。口先だけでの注意では終わらずに、場合によっては大問題に発展する可能性を秘めているセクハラ問題。何気なく発したひと言が、セクハラの対象になる恐れもあるので、発言には十分注意が必要だ。 それでは、一体どこがセクハラのボーダーラインなのだろうか。男性の中には、「え、これもセクハラ扱いされるの?」と、女性からのセクハラとの指摘に、戸惑いを覚えた経験がある人もいるかもしれない。 そこでこのシリーズでは、ありがちなオフィスでの言動をもとに、どこからがセクハラ扱いになるのか、どのような点に気をつけるべきなのかを探っていく。それぞれの言動についての解説は、セクハラ問題に詳しい松江仁美弁護士にしてもらう。 まずは、服装に関する二つの発言から検証していく。 (1)「今日の格好ずいぶん気合いが入っ
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