新旧の名曲が素晴らしいライティングと映像演出により、たまらなくドラマチックに披露されていく3時間以上。 それはもう、どの曲もイントロが始まり桜井の声が耳に飛び込んできた瞬間に歓声が上がるわけだが、とにもかくにも『REFLECTION』の楽曲の愛され方が印象的だった。 このアルバムの曲にはメロディの美しさも、様々な憂鬱と戦う意志も、何があってもひとりひとりの生を肯定するんだというパワーもあるが、4人は怒りに突き動かされているわけでも、希望に満ち満ちているわけでもない。 ただ、日々のすべてを受け入れて、一歩一歩進めばいいんだ、と歌っている。 そして、その静かに力強い佇まいがミスチルのこれまでのすべての名曲に新たな息吹を与えている。 それがこのツアーのもっとも素敵なところだと、僕は思っている。 そんな『REFLECTION』のメッセージに応え、土砂降りの雨の中、6万9000人が一体になり沸き起こ