ロシアのプーチン大統領は22日、米国がウクライナへの初供与を決めた地上配備型迎撃ミサイル「パトリオット」について「非常に古い。対抗手段は必ず見つかる」と記者団に述べ、動じない姿勢を強調した。ウクライナ侵攻については「終結へ向けて我々は努力する。早ければ早いほど良い」と語り、広大な占領地域を「ロシア領」と認めさせた上で停戦に持ち込みたい考えをにじませた。ロイター通信が伝えた。 バイデン米大統領は21日にウクライナのゼレンスキー大統領と米首都ワシントンで会談し、「パトリオット」を含む追加軍事支援の実施を表明した。発電所といった民間インフラを狙うロシア軍のミサイルなどを迎撃するのが狙いだ。パトリオットは1991年の湾岸戦争に際して使用されて有名になり、その後は改良も施されている。