今朝の報道では安倍政権による次期日銀総裁選びが大詰めを迎えたことが報道されています。 *1 これによりますと、日銀総裁候補は岩田一政・岩田規久男・黒田東彦・伊藤隆敏の4氏に絞られたとのことです。 これら4氏は一定以上にはアベノミクスつまりリフレ政策に賛同する立場の有力者に絞りこまれていると言えましょう。今回はそれぞれの候補者の過去の発言などから、誰がアベノミクスを主導する日銀総裁としてベストなのかを考えてみたいと思います。 1.岩田一政氏 66才 旧経済企画庁、元日銀副総裁 日本経済研究センター所長 ・リフレ政策への理解 小泉内閣時代に竹中財務大臣の誘いで日銀副総裁に就任しましたが、2006年3月にはコアコアCPIがマイナス状態での量的緩和の解除に賛同しています。 ただ、翌2007年の日銀利上げでは、政策委員中唯一人反対しました。 ・リフレ関連書籍 「デフレとの闘い」(日本経済新聞社) 2