マイナス金利時代の今、「マンション即日完売御礼!」などの文句に心焦り、住宅購入を急ぐ人も多いだろう。でも、住宅はおそらく生涯最大の買い物。失敗すれば老後の生活も危うい。連載「『老後破産』の現実」では、畠中雅子さんの「 『貯金2700万円』でも危ない… 」「 3500万円が底をつく『死角』… 」、村井英一さんの「 3000万円も不足? インフレの恐怖… 」「 退職金が半分に!?… 」「 『40代で子宝』夫婦の誤算… 」「 独立したら85歳で1600万円借金?!… 」「 子どもがニート? ひきこもり?… 」に続き、住宅購入について村井さんに寄稿してもらった。 仕事柄、住宅展示場などで住宅ローンの相談を受けることは多い。その中でよく受ける質問が 「私だと、住宅ローンはいくらまで借りられますか?」 という質問である。年収や年齢などからおおよその金額を言うと、決まって 「では、○○○○万円までの家が