アイスマン「エッツィ」の復元像。エッツィは約5200年前、ヨーロッパアルプスで生活していた。1991年9月19日、ドイツ人の登山者によって、自然環境下でミイラ化した遺体が発見された。(PHOTOGRAPH BY ROBERT CLARK) 今から30年前の1991年9月、オーストリアとイタリアの国境の山岳地帯で、ヨーロッパで最も有名なミイラが発見された。5000年以上前の凍結ミイラ「アイスマン」だ。 ギャラリー:「アイスマン」はこんなふうに氷の中から見つかった、ほか写真7点 標高約3200メートルの湖のそばの氷原で、うつぶせの状態で横たわっていたこのミイラは、発見地エッツタール・アルプスから「エッツィ」と名付けられ、たちまち世界の注目を集めた。新石器時代のヨーロッパを生きた彼の生活や壮絶な最期は、数々の本やドキュメンタリーに描かれ、長編映画まで制作された。 エッツィは現在、イタリア、ボルツ
何その設定?って夢、ときどきありますよね。 私は以前、ティラノサウルスのおなかの中に住んでる夢とか、どんなに捨てようとしてもいつの間にかキッチンに戻ってくる呪いの冷蔵庫の夢とかを見たことがあります。昨夜は、まだ買ってない青いカウボーイブーツを試着したいからって盗んでしまう夢を見ました。 夢ってときどき、ものすごくとんちんかんです。突拍子なさすぎて、たまたま脳が吐き出したデタラメだと思われがちです。夢に目的なんてないように思われるかもしれませんが、タフツ大学の神経科学者・Erik Hoel氏は、学術誌「Patterns」に掲載された新たな論文の中で、おかしな夢にもちゃんと意味があると語っています。荒唐無稽な幻覚のような夢は、我々が覚醒している間の体験を消化し普遍化するのを助けることで、より多様な状況に適応しやすくしているんだそうです。 脳の働きを人工知能になぞらえて解釈「人生はときに退屈です
1日10分自然のものを見よ 「どうすれば頭が良くなるのでしょうか」 こんな素朴すぎる問いに、どう答えればいいのか。 「とにかく勉強しろ」「遺伝だから諦めろ」等々、色々な回答が想定されるが、『バカの壁』でお馴染みの養老孟司先生は、講演先などでよくこう答えている。 「1日に10分でいいから、自然のものを見るといいですよ」 なぜ自然のものを見るといいのか? 「緑が目に優しい」→「目が良くなる」→「本を読むようになる」→「頭が良くなる」といった「風が吹けば桶屋が儲かる」式の理屈なのか? 新著『遺言。』では、その真意を次のように説明している。ちょっと込み入った理屈だけれども、同書より抜粋・引用しながら解説してみよう。 この本の中で、養老先生は「感覚所与」と「意識」に関する問題を論じている。「感覚所与」とは哲学用語で、ものすごく簡単にいえば、人の感覚器(目や耳や口など)に入ってくる第1次印象のことだ。
新型コロナの影響で自殺者が増えていると伝えられ、また竹内結子さんや三浦春馬さんなど、有名人の自殺報道も相次いでいる。 なぜ自殺はいけないのか。結局は自分の体ではないか。 正面から問われると、意外と答えるのが難しい問いかもしれない。『バカの壁』で知られる解剖学者の養老孟司さんは、著書『死の壁』のなかで、この問いに答えている。同書にある養老さんの考えをまとめてみよう(以下、引用はすべて同書より)。 一冊丸ごと「死」を語った同書の冒頭でまず養老さんは「なぜ人を殺してはいけないのか」という問いについて論を進めている。この問いは、神戸の14歳の少年が連続殺人で逮捕された頃によく取り上げられたものである。 これに答えるために養老さんはロケットの話から入る。 中国が有人宇宙船の発射に成功した、といったことがよく「快挙」として取り上げられる。しかし、飛ぶだけなら蠅でも飛ぶではないか。そう養老さんは指摘した
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