カブトガニと一緒に泳ぐコガネシマアジ。(PHOTOGRAPH BY LAURENT BALLESTA) 先のとがった尾剣や鉄兜のような甲羅、脚に付いた鋭いはさみ。そんな姿をあまり変えることなく、カブトガニ類は約4億5000万年もの間、海の底をはい回ってきた。恐竜たちの命を奪った小惑星の衝突では首尾よく生き延びたが、人間の所業をかわすのは難しいかもしれない。 ギャラリー:4億5000万年前から海の底で生きてきたカブトガニ ほかの海洋生物と同様、カブトガニ類も乱獲されたり、産卵場所を破壊されたりしてきた。さらに、その青い血液にはワクチンを作るのに欠かせない希少な凝固剤が含まれることから、大量に捕獲されてもいる。人間のために血を抜かれた個体が命を落とすことも多い。 4種いるカブトガニ類のうち、日本で一般にカブトガニと呼ばれている種は、過去60年間で個体数が半分以下になった。だが、フィリピンの小さ
東京のオリンピックスタジアムで行われた2020年東京オリンピックの閉会式で、国旗が掲げられている=2021年8月8日 - 写真=SPUTNIK/時事通信フォト 緊急事態宣言下で開催された東京オリンピック。閉会を迎えた今、若者たちはどんな思いを抱いているのでしょうか。期間中をどう過ごし何を感じたか、大学生と高校生の総勢10人が語り合いました。司会と解説は『Z世代』(光文社新書)の著者、原田曜平さんです――。 【この記事の画像を見る】 ---------- 【座談会参加者】 國武/立教大学3年生 森/青山学院大学4年生 鈴木/慶應義塾大学4年生 土井/立教大学2年生 矢追/早稲田大学3年生 山崎/慶應義塾大学2年生 池上/日本大学1年生 青野/専修大学2年生 岡田/高校2年生 赤峰/高校3年生 ---------- ■若者たちは大会をどう見たか 【原田】開催前には多くの反対があった東京五輪です
<「反中の陰謀説」とされてきた新型コロナウイルスの「研究所流出説」がここへ来て急に見直されているのは、中国の説明がおかしいと感じた世界各地のアマチュアネットユーザーがチームを組んで否定しがたい新事実を科学界と大メディアに突きつけたからだ> 新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的な大流行)は中国・武漢の研究所から手違いでウイルスが流出して引き起こされた──これはつい最近までオルト・ライト(新右翼)的な陰謀論としておおむね無視されてきた主張だ。【ローワン・ジェイコブソン】 【動画】肛門PCR検査後、ペンギンのように歩く中国の人々 ワシントン・ポストは2020年初め、「専門家が何度もその誤りを証明した陰謀論を、執拗に蒸し返している」として、トム・コットン上院議員を批判。CNNは「陰謀論や誤情報を信じている友人や家族を説得する方法」を伝え、ニューヨーク・タイムズも「非主流の説」扱いをし、公
中国科学院武漢ウイルス研究所(Feature China/Barcroft Media via Getty Images) 米国のバイデン大統領は5月26日、新型コロナウイルスの発生源に関し、武漢の研究所から流出した説も含めて徹底した追加調査を行うよう情報機関に命令した。 ウイルスが武漢のラボで作られたという説がにわかに有力視される中、共和党のトム・コットン上院議員やトランプ前大統領らは、主要メディアがこの説を早い段階で否定し、厳密な調査を怠ったことを批判している。 コットン議員はツイッターで、ラボからの漏洩説を「陰謀論」と決めつけたメディアや医療関係者を非難し、トランプは声明で自らの見方が「正しかった」と主張した。 コットン議員は昨年1月30日の上院軍事委員会の公聴会で「武漢には中国唯一のバイオセーフティーレベル4の研究施設があり、世界で最も危険な病原体を使った研究が行われている。病原体
2020年は中国・武漢から始まった新型コロナウイルスの感染拡大で世界が一変した。中国政府はパンデミックの責任回避に躍起だが、同国ではコロナ以外の感染症がいくつも報告されており、歴史的に見ても、中国内陸部から世界に拡散する感染症は今後ますます増える可能性があると、作家の譚璐美氏は指摘する。 中国奥地に無数にある新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。 2020年12月8日、新型コロナの発生源を調査中の世界保健機関(WHO)の専門家であるピーター・ベンエンバレク氏は、NHKのインタビューに答えて、「コロナは中国雲南省の洞窟で発源した模様」という分析結果を公表した。2013年に中国雲南省のコウモリが生息する洞窟で発見されたウイルスと最も近い種類だという。 中国政府は、新型コロナウイルスは国外から持ち込まれた可能性が高いとして、最初は「米軍が故意に持ち込んだ」、次には「輸入食品の包装が汚染されて
奈良県立医科大学は2020年9月15日、免疫学 教授の伊藤利洋氏らが、柿から高純度に抽出した柿タンニン(柿渋)が、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を1万分の1以下に不活化することを確認したと発表した。 実験では、試験管内で「新型コロナウイルスと人の唾液のみ」と「新型コロナウイルスと人の唾液に柿タンニンを加えた場合」を比較した。その結果、柿タンニンの添加により、新型コロナウイルスが不活化することが明らかとなった。 なお、今回の研究では、治療効果についての検証は実施していない。また、人の口腔内に新型コロナウイルスが入った場合の予防効果についても、直接的に検証していない。しかし、実験条件は人の口腔内の条件と類似しており、柿タンニンによる新型コロナウイルスの不活化が人の口腔内でも起こる可能性を示唆している。 同大学では現在、今回の研究成果を基にした製品を共同開発する企業を募集している。ま
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新型コロナウイルスに関する誤ったうわさに悩まされている医療機関がある。西彼長与町の「こが内科外科クリニック」は、「感染者の受け入れ病院」などと事実と異なる情報を流され困っている。通院患者で周囲から感染者と疑われ差別を受けているケースもあるという。 同クリニックは、2月中旬からコロナの院内感染を防ぐため、発熱した人が車で来院した場合、敷地内の屋外駐車場で診察。その際、医師はゴーグルや防護服代わりのレインコートなどを着用するが、敷地の外から許可なくスマートフォンのカメラを向けられていたことがあった。しばらくして「あの病院は防護服を着てコロナ患者を診察している」といううわさが流れたという。 古賀崇理事長(50)によると23日、しばらく通院に訪れていない町内の女性患者(75)に連絡を取ったところ、「近所からコロナ患者と誤解され差別を受けている」「散歩していたら近所の人が自分を避けて逃げるように家に
安倍晋三内閣の新型コロナウイルスの感染拡大対策に、国民から厳しい批判の目が向けられている。共同通信が15、16日に実施した世論調査では、前回から8.3ポイント下落の41.0%、不支持率は前回から9.4ポイント増の46.1%となった。他社の調査も同様の傾向で、産経新聞とフジテレビが22、23日に実施した調査では支持率36.2%(前回比8.4ポイント減)で、不支持率の方が10ポイント以上高くなった。 【写真】世界が注目する38歳の天才 オードリー・タン氏 一方、世界的な感染拡大が続くなか、支持率が“爆上げ”した政治家もいる。台湾の蔡英文総統だ。24日に公表された台湾民意基金会の調査によると、支持率は68.5%。先月調査から11.8ポイントも上昇した。特に高い評価を得ているのが防疫対策で、75.3%が「80点以上」と回答している。 たしかに、台湾の対応の早さは他国と比較しても際立っている。日本で
新型肺炎の感染者が国内でも増加していることから、ネット上では一部の人が、少しパニック気味になっているようです。今のところ特効薬がない病気ですから、多くの人が恐怖を感じるのは当然ですが、一方で、この病気はウイルスによる感染症であり、インフルエンザなど従来型感染症と予防策が大きく変わるわけではありません。ビジネス上の判断が求められるケースも増えてくると思いますが、感染症の基本に立ち返って考えることが大事でしょう。 新型コロナウイルスへの対応からみるその国の「危機感」 この原稿を書いている2月18日時点において、国内の感染者数は500人を超えています(集団感染が発生したクルーズ船の乗客含む)。毎日のように感染者を確認したという報道が出てきますが、人数の絶対値に対して過剰に反応するのは控えた方がよいでしょう。その理由は、感染者というのは、病院で検査を受けて初めて分かるものだからです。 これまでは、
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