とんがり屋根には歴史的な理由があった…イタリアの世界遺産「アルベロベッロのトゥルッリ」 1996年に世界遺産に登録された、アルベロベッロのトゥルッリをご存知でしょうか。 初めて聞くと舌を噛みそうな名前ですが、アルベロベッロは南イタリアの街の名前で、トゥルッリはとんがり帽子のような屋根の住居を指しています。 こんな風にユニークな屋根の形となったのには、実は歴史的な理由があるのです。 アルベロベッロの街は、長靴のようなイタリア半島の、かかとの付け根のあたりに位置しています。 1. 現在この地域には1000軒ものトゥルッリがあり、世界中から年間100万人以上の観光客が訪れています。 2. トゥルッリが最初に建てられたのは15世紀末。当時のナポリ王は屋根の数に応じて税金を徴収するよう伯爵に命じていました。すると伯爵は、家の数を少なくごまかすため、すぐに壊せる屋根を造らせたと言います。 3. そのた