ルネサンス期に活躍したネーデルラント(フランドル)の画家、ヒエロニムス・ボス(1450年頃 〜1516年8月9日)は、シュルレアリスムを思わせるような幻想的で怪異な作風が特徴で、人間の本性的な罪悪や、世界に対する厭世観を見事に表現した鬼才である。 彼の代表作『快楽の園』は、3枚のパネルからなる三連祭壇画で、左からエデンの園・快楽の園・地獄となっている。その地獄編には、楽器に拷問を受けるグループが描かれているが、その中で巨大な楽器に押しつぶされ、お尻に楽譜の烙印を押された人物がいる。このお尻の楽譜を見ながら口からびにょーんと何かを伸ばした怪物が歌っているのだが、さてどんな音楽だったのか? この音楽をピアノで再現した者がいるそうで、それじゃあ500年以上前の地獄の響きってやつを聞いてみようじゃないか。
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