はじめに ITP(Inteligent Tracking Prevention)はブラウザ(Safari)上のユーザ行動の追跡を抑止する機能で、2017年に発表された最初のバージョンであるITP1.0は広告業界を震撼させました。 そして、2018年6月4日に新しいバージョンであるITP2.0が発表されました。ITP2.0ではさらに厳しいユーザ行動の追跡抑止機能が追加されています。 ITP2.0の主な機能として、 トラッカー(ユーザ行動の追跡者)により付与された3rd Party Cookieの即時的な排除 Storage Access APIを利用したCookieの管理 ファーストパーティバウンストラッカーに対する保護 リファラヘッダからドメイン以外部分の排除 があります。*1 今回はこれらの機能について、トラッキング環境を擬似的に構築し、動作検証を行なっていきます。 検証環境 macOS
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