【読売新聞】 北九州市教育委員会は26日、市立若松図書館の指定管理者となっている民間企業「日本施設協会」(北九州市戸畑区)が、昨年度の貸出冊数を水増ししていたことを明らかにした。職員らの図書館カードなどで貸し出しと返却の手続きを繰り
【ニューヨーク=橋本潤也】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は5日、日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告(65)が関西空港から日本を脱出した際、異なる国籍で構成する10~15人のチームが関与したと報じた。このチームは20回以上、来日し、関西空港を選ぶ前に、少なくとも10か所の日本の空港を下見していたという。 ゴーン被告らが事前に関空の保安態勢を調べた上で、計画的に脱出したことが明らかになった。 計画を知る関係者の話によると、ゴーン被告が実行を決断したのは12月下旬だが、計画自体は約3か月前から検討されていたという。チームは下見で関空発のプライベートジェット(PJ)のターミナルに普段は人がいないことや、大型荷物が検査機器に入らないことなど、保安上の特徴も把握していたという。 ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、ゴーン被告は関空で、息ができるように穴を開けた音響機器運搬用の大型
神奈川県を走行中の東海道新幹線で昨年6月、乗客3人がナタで殺傷された事件で、殺人罪などに問われた住所不定、無職小島一朗被告(23)の裁判員裁判が28日、横浜地裁小田原支部(佐脇有紀裁判長)で始まった。小島被告は「殺すつもりでやりました」などと述べ、起訴事実を認めた。検察側は冒頭陳述で、「被告は刑務所に入るために新幹線での無差別殺人を計画した」と主張した。 起訴状などでは、小島被告は2018年6月9日午後9時45分頃、新横浜駅―小田原駅間を走行中の下りの東海道新幹線「のぞみ265号」(16両編成)の12号車で、当時26歳と27歳の女性をナタ(刃渡り約19センチ)で襲って負傷させたうえ、止めに入った兵庫県尼崎市の会社員梅田耕太郎さん(当時38歳)の首などをナタとナイフ(刃渡り約10センチ)で切りつけ、殺害したなどとしている。 小島被告は丸刈りにした頭に上下灰色のスエット姿で法廷に入り、「失礼し
大嘗宮の儀のため、大嘗宮に向かわれる天皇陛下(1990年11月)平成の大嘗祭の亀卜で使われた甲羅 来年5月1日の天皇の代替わりまであと半年。宮内庁では皇位継承に伴う皇室の儀式「大嘗祭(だいじょうさい)」の準備が進んでいる。代替わり直後にカメの甲羅を使う占いの儀式を控えており、東京・小笠原で希少なアオウミガメの甲羅を確保した。年度内に加工を終えるため、近く委託業者を選定する。 占いの儀式は来年5月にも行われる「斎田点定(さいでんてんてい)の儀」。カメの甲羅を焼き、ひび割れの具合をみる古来の占い「亀卜(きぼく)」で、同11月に皇居で行われる大嘗祭の中心儀式「大嘗宮(だいじょうきゅう)の儀」に使う新穀を収穫する都道府県を東西から一つずつ選ぶ。 亀卜は大宝律令が制定された701年には行われていたという。宮内庁は天皇陛下の退位日が決定した昨年12月にはウミガメ保護・研究の拠点がある東京都小笠原村に協
居酒屋の団体予約を無断でキャンセルしたとして、警視庁丸の内署が11日、東京都内の50歳代の男を偽計業務妨害容疑で逮捕したことがわかった。無断キャンセルによる飲食店の損害が社会問題化しているが、容疑者が摘発されるのは珍しいという。 捜査関係者によると、男は6月下旬頃、千代田区内の居酒屋に偽名を使って電話をし、1人1万円の食事コース計17人分を予約しながら、当日に来店せず、店の業務を妨害した疑い。「問い合わせの電話はしたが、予約はしていない」と容疑を否認している。 この居酒屋の系列店4店にも、同じ日に8~20人分の団体予約があり、いずれも無断でキャンセルされた。いずれも同じ偽名で予約されており、丸の内署は当初から来店するつもりがなかったとみて、男との関連を調べている。 近年、無断キャンセル被害は深刻化し、経済産業省の有識者勉強会のリポートによると、損害額は年間2000億円に上るとされる。
高校駅伝強豪校の一部で、選手生命を奪いかねない鉄剤注射が不適切に使われていた。日本陸上競技連盟が2016年4月、鉄剤注射を使わないよう警告を出す前に卒業した女子選手2人が、取材に対し、高校時代の使用実態を証言した。2人とも指導者の指示で注射を続け、高校時代は好成績を上げたが、卒業後は記録が伸びず、注射を繰り返した過去を悔やんでいる。 「監督に『今から行くぞ』と言われ、打っていました」。東日本の高校を卒業し、大学で競技を続ける女子選手は高校時代をそう振り返った。監督に連れられ、地元の医院で多い月は3回、大会1週間前は駅伝メンバー5人全員で打った。監督は「ビタミンが混ざっているから大丈夫」と言っていた。 全国高校駅伝では個人、チームとも上位に入った。成長を続ければ国内トップクラスに手が届くはずだった。 大学陸上部で血液を調べると、1人だけ桁違いの鉄分過剰を示す数値が出た。監督は「何か体に入れて
千葉市内の空中をくねくねと曲がりながら走る千葉都市モノレール(本社・稲毛区)。役所や動物園、野球場などを結ぶ「市民の足」は、今年3月で開業30年を迎えた。 15・2キロの営業距離は懸垂型としては世界最長で、ギネスブックに認定されている。だが、営業運転中のトラブルは少なく、これまで乗客や乗員の「死亡事故ゼロ」ということはあまり知られていない。 同区にある萩台車両基地を同社経営企画課の林達也さん(44)に案内してもらった。整備工場では、車体の点検・修理が毎日行われている。普段は見られない車両上部には、軌道に沿って回るいくつものタイヤや、90トンの重さにも耐えられる安全用のワイヤなど様々な装置が詰まっている。傍らでヘルメット姿の整備士が黙々と作業に打ち込む。 工場の外では、1日2回、車体の「大掃除」も。洗浄装置や作業員の手洗いで車両内外を清潔に保つ。懸垂型のため、目に付きやすい底面にも気を配ると
小中学校などでの教員不足の深刻化を受け、文部科学省は、教員免許が失効した教員退職者や民間企業に勤務した免許保持者らに対し、一定の条件で「臨時免許」を与え、教員として採用することを認める方針を固めた。教員が足りず必要な授業が行えない学校もあり、教員免許制度の弾力的な運用が必要だと判断した。16日午後の中央教育審議会部会で方針を示す。 教員免許を巡っては、2009年度に有効期限を10年間とする更新制が導入され、大学などで30時間以上の講習を受けなければ免許が失効して学校で教えることができなくなった。しかし、今後は、教員を採用する都道府県教育委員会の判断で3年間有効な「臨時免許」を与え、授業を行えるようにする。
投資信託を保有していた顧客の半数近くが損失を抱えていたことが金融庁の調査でわかった。一部の銀行が、同じ顧客に何度も商品を売り買いさせる「回転売買」で手数料を稼ぎ、個人の資産形成を妨げている恐れがある。 金融庁が大手銀行や地方銀行計29行を対象に、投信を購入した価格(販売手数料を含む)と、今年3月末時点の価格の運用損益を調べた。この結果、46%の顧客が損失を抱えていた。 最近は、米国や日本では株高基調にあり、投信を持ち続けていれば、損を出しにくい状況にあるが、多くの人が損をしていたことになる。金融庁は「銀行の回転売買で、顧客は十分な収益が得られていない可能性がある」と分析する。 また、投信を保有する期間が長いほど、顧客は利益を得ていた。手数料の高さに、受け取る利益の大きさが連動する関係がみられないことも改めて確認された。投信を購入した時に支払う手数料などによって、利益が目減りするからだ。
メガバンクの一角であるみずほフィナンシャルグループ(FG)が今後10年程度で国内外1万9000人の人員削減を検討していることが分かった。 グループ全体の従業員数の約3分の1に相当する。超低金利で収益が伸び悩むなか、デジタル化を進めて収益力の強化を図る。 みずほFGは2017年3月期で6035億円の最終利益を確保したが、今後、金融と情報技術(IT)を融合した金融サービス「フィンテック」の広がりで銀行以外の新興企業が台頭し、事業環境は厳しくなることが予想されている。 このため、大規模な構造改革に着手し、先手を打つ必要があると判断した。従業員数は26年度までに1万9000人減らす計画だ。新規採用の抑制や退職者を含め、全体の人員を現在の約6万人から約4万人へと段階的に縮小する。
海水浴客などを狙って車上荒らしを繰り返したとして、千葉県警いすみ署は14日、男3人を逮捕して裏付け捜査を終えたと発表した。 3人は、サーファーが暗証番号によく使うとされる番号などを使って、盗んだキャッシュカードで現金引き出しに成功していたという。 発表によると、3人は県内の20歳代の男。県内での車上荒らし事件で逮捕、起訴され、有罪判決を受けた。同署は、逮捕後の捜査で、3人が2012年3月頃~今年5月頃、いすみ市など県内の22市町村で、計298件約1300万円分の窃盗と窃盗未遂を繰り返したことを裏付けたという。 手口は九十九里浜などの海岸沿いで、海水浴客らの車の窓をハンマーで割るもの。3人は、サーファーが銀行口座の暗証番号を「1173」(いい波)に設定していることが多いと聞きつけ、件数などは不明だが、この番号で現金を引き出すなどしていたという。 同署は「車の中に金品は置かず、暗証番号は容易に
大手旅行会社のエイチ・アイ・エス(H.I.S)や大手ブログレンタルのJUGEM(ジュゲム)のウェブサイトが改ざん被害に遭っている。閲覧したユーザーが古いソフトウェアを使っていた場合、ウイルスに感染してネットバンキングから現金を盗まれる危険性がある。(ITジャーナリスト・三上洋) H.I.SやJUGEMが改ざん被害、リクルートマーケティングパートナーズの広告か? ウイルス(トロイの木馬)によって、ネットバンキングから現金を盗み取る被害が続き、今年5月までで史上最悪の14億円の被害が出ている。そんな中、セキュリティー大手・シマンテックが、感染元となる改ざんサイトの実名を出す警告記事を出した。 5月30日に出された「Adobe Flashの脆弱(ぜいじゃく)性を悪用して日本のユーザーの銀行口座情報を狙う攻撃」という警告記事の中で、以下のサイトが改ざんされ、攻撃コードが埋め込まれていたと発表してい
大相撲の横綱日馬富士(29)(伊勢ヶ浜部屋)が、法政大学大学院に合格したことが19日、分かった。現役の横綱が大学院生になることについて、日本相撲協会広報部は「聞いたことがない。興行に差し支えなければ問題ない」としている。 合格したのは政策創造研究科。2月に研究計画書の審査や面接などで合否を決める社会人対象のAO入試を受験し、今月5日に合格通知を受けた。東京都内のキャンパスで、平日夜や土曜日に授業が行われる。日馬富士は4月から入学する意思を示している。
54歳だった。結いの党が16日に発表した。 藤巻氏は2010年7月の参院選比例選で、みんなの党から出馬して落選したが、12年12月に繰り上げ当選した。昨年12月にはみんなの党を離党し、結いの党結成に参加した。百貨店の「伊勢丹」勤務時代にカリスマバイヤー(買い付け担当者)として知られ、老舗靴下メーカー「福助」社長として経営再建にあたったほか、イトーヨーカ堂の衣料事業部長を務めた。 結いの党関係者によると、今年1月に急性膵炎(すいえん)で都内の病院に入院し、一時回復したが、容体が急変した。 藤巻氏の死去により、みんなの党の比例名簿に従って元衆院議員秘書の田中茂氏が繰り上げ当選となる見通しだ。
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