NHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』は11月20日放送回で視聴率25.0%を記録し、大ヒットした『マッサン』の最高記録に早くも並んだ。そんな人気ドラマの演出を巡って、ある論争が巻き起こっている。 口火を切ったのは本誌前号で掲載した「絶対に妾を描くべきだ」という漫画家の小林よしのり氏のコメントだ。史実では、主人公・あさ(波瑠)のモデルである広岡浅子と夫・信五郎の間には娘しか生まれなかった。そこで浅子の実家から呼び寄せた女中を妾にして、彼女が産んだ男児は後に浅子らが創業した大同生命の社長となった。 こうした史実に基づき、「正妻と妾の葛藤や当時の道徳観を正確に描くため、妾をドラマに登場させるべきだ」と小林氏が訴えると、「男尊女卑の象徴である妾など論外」「明治に妾は当たり前だったので登場させろ」「NHKは批判を避けているのでは」と視聴者の間で熱い議論が飛び交った。 妾は歴史を語るうえで、無くて
昨今、ツイッターで話題のハッシュタグ「坊さんあるある」。お坊さんならではの「あるあるネタ」(及び「ぶっちゃけトーク」)が多くのツイッター民のハートをつかみ、注目を集めている。 TVの世界でも人気番組『お坊さんバラエティ ぶっちゃけ寺』が深夜枠からゴールデンに進出するなど人気は加速。SNSやバラエティ番組のおかげで、身近な存在になりつつあるお坊さん。 しかし、彼らの“生態”について我々は知らないことが多すぎる。そこで、お坊さんの本音特集第2弾! 前編(「現役僧侶がぶっちゃけ!ホステスさんに聞くとお坊さんは…」)に続き、東京・四ツ谷にある「坊主BAR」の店主で、僧侶である善念さんにあんな疑問、こんな疑問を聞いてみた。 * * * えーっと、再確認したいのですが、実際にけしからん生臭坊主もいるということですよね? 「宗派などによって、一部にはそういうお坊さんがいるのは事実。ただ、そこだ
シルバーウィークのような長期の休暇に入ると、心の不調を訴える人が増えます。元気な人でも落ち込みやすくなり、もともとメンタルに不調のある人は、さらに症状が悪化することも。通常モードではない生活リズムの変化がストレスを生むのに加え、「人との違い」や「自分の居場所」をことさら意識しやすくなるためです。 【詳細画像または表】 前回記事では長期休暇のたびに「家族危機」に陥ってしまう例を取り上げましたが、だったら一人で過ごすようにすればいいかというと、そうでもありません。休暇中に誰とも話さず一人でいる時間が増えると、リラックスできるどころか、かえって心身の不調の要因となることがあるのです。■ 「行くところがない」から、強烈な孤独感に陥る 長期休暇となれば、レジャーなどの話題が一気に増え、世間やメディアが、華やかな情報を発信し、お祭りムードが漂います。すると、それがさらに孤立感を高め、激しく落ち込む原
ワタミが“虎の子”の介護事業売却に追い込まれた。売却先として名が挙がった一つは、損保ジャパン日本興亜ホールディングス。9月10日、ワタミとともに、協議中であることを認めた。 【詳細画像または表】 2期連続の巨額最終赤字を計上し、ワタミの自己資本比率は6月末で6.2%に低下。現在、横浜銀行など取引銀行と、金融支援の交渉の最中だ。主要取引行とは6月末、短期借入金100億円のうち、50億円の長期切り替えと、20億円の新規融資を取り付けた。残る50億円の長期切り替え、追加で20億円の借り入れは、「9月末の完了を目標」としている。不採算店閉鎖を進め、再建に向けたリストラの一環で、介護の売却が具体化したようだ。 ■ 特化型の台頭で和民は時代遅れに 窮地に立たされた原因は、居酒屋「和民」の悪化が止まらないこと。前2015年3月期の既存店売上高は、2009年3月期に比べ7割の水準まで落ち込んだ。
政府の要請をきっかけに、日程が大幅に後ろ倒しされた2015年の就活戦線。しかし、それは企業ごとの採用日程を一層バラつかせ、結果、今年の就活では、内定者がその後別の企業の面接に行ったり、内定辞退したりしないよう囲い込む“オワハラ(就活終われハラスメント)”が横行した。だが、そのようなオワハラは、企業のイメージを悪化させるだけであり、むしろ内定者を遠ざけるものでしかなかった様子。就活がほぼ一段落した今、学生たちが実際に受けたオワハラのエピソードを紹介しつつ、それらがもたらす意味を考えたい。(取材・文/有井太郎、協力/プレスラボ) 【詳細画像または表】 ● オワハラ被害者は約7割 内定者の囲い込みはなぜ過熱? ――君がウチの内定を辞退したら、今後は君の大学から二度と学生を採用しない。それでも君は辞退するんだね? これまでは、春をメインにして行われていた学生たちの就職活動。しかし、今年は大
デンマークの移民・統合・住宅省は今週、難民の流入阻止を狙った広告キャンペーンを開始した。「デンマークは難民に関する規制を全面的に強化する」という内容で、レバノンで発行されている4つの新聞にアラビア語と英語で掲載された。 広告にはさらに、新たに入国する難民向けの支援金を最大で50%削減する法案を議会で可決したこと、永住権を獲得するために必要な言語力の引き上げや、永住権取得までの待機期間を最短でも5年とする、といった条件が列挙されている。仮にデンマークでの一時的な保護が認められたとしても、最初の1年間は家族を呼び寄せることができない。 ヨーロッパには今、移民や難民が前代未聞の規模で流入している。ドイツやオーストリアは彼らを温かく歓迎し、支援の輪はフランスやイギリスにも広がっている。ローマ法王(教皇)フランシスコも、バチカン自らが2組の難民家族を受け入れると言い、ヨーロッパ全土のカトリック教
スウェーデン発祥で、家具小売り最大手のイケア(IKEA)。北欧家具ならではの高いデザイン性と低価格を武器に、世界27カ国で300店舗以上を展開する。その日本法人であるイケア・ジャパンが世界初となる小型店を、熊本で10月にオープンする予定だ。 店舗面積は従来の10分の1以下。これまで郊外大型店で成長してきたイケアだが、出店スピードを速めるため、新たなフォーマットで攻勢に出ようとしている。イケア・ジャパンのピーター・リスト社長兼CEO(最高経営責任者)に聞いた。 【詳細画像または表】 ――小型店はどういう店舗になるのか。 熊本の店舗は1500平方メートルで、通常店舗の10分の1以下となる新しいフォーマットだ。買い物客は商品の実物を確認できるほか、あらかじめ注文した商品の受け取りが可能で、自宅への配送もできる。 店舗では(カタログなどを使って)すべての商品にアクセスできるようにし、雑貨だ
東アフリカとユーラシアに生息するキンイロジャッカルが、実は2つの異なる種で、その一方は新種のオオカミであるとする論文を、米スミソニアン保全生物学研究所の生物学者クラウス=ペーター・コエプフリ氏が、7月30日付「Current Biology」誌に発表した。 【動画】ジャッカルが割れないダチョウの卵をハゲワシが割った方法とは? この新種はアフリカンゴールデンウルフと名付けられたが、オオカミ、コヨーテ、ジャッカルを含むイヌ属で新種が見つかったのは実に150年ぶりのこと。アフリカには、このほかにもタイリクオオカミ、エチオピアオオカミの2種のオオカミが生息している。 2種のキンイロジャッカルはほぼ同じ外見だが、ユーラシアの方がアフリカよりもわずかに小柄で頭蓋骨が小さく、歯が少し弱い。詳細なDNA分析の結果、この2種は長い間、別々の進化の道を歩んできたことがわかった。コエプフリ氏は、アフリカのキ
アメリカの老舗銃器メーカー・コルトが6月15日、日本円で約438億円の負債を抱え経営破綻ーー。 そんな報道が日本の銃器マニアに衝撃を与えた。しかしコルトといえば、『ルパン三世』の銭形警部の愛銃コルト・ガバメントから『シティーハンター』冴羽獠(さえばりょう)のパイソンまで、映画やアニメ、ゲームなどでも大人気の銃器メーカーだったはず。それが、なぜ破綻? 銃器関連の書籍を多く手がける作家の小峯隆生(たかお)氏は語る。「俺が初めてガバメントことM1911をバンバンって撃ったのは1983年…。もう、弾丸がズコーン!って夕日に吸い込まれるの! それが美しいんだよ。あとな…(以下、2時間熱弁)」 コルト破綻の理由を! 「コルトの主力商品、M1911シリーズは1911年に発売されたもの。これをほぼアップデートせずに売り続けていた。クルマにたとえたらフォードが『T型フォード』を現在も現役で売っている
Twitterの「共同アカウント」ってなに? 高校生がLINEと同じくらい愛してやまないTwitter。彼らは1人ひとつのアカウントでは飽き足らず、表アカウントと裏アカウントという複数アカウントを使い分けています。裏アカを5つ持っている高校生もざらにいます。そんなアカウントづくりの達人たちが“共同アカウント”なるものをつくって楽しんでいるのをご存知でしょうか。 関連写真リンク 共同アカウントは公式アカウントの流れで 共同アカウントとは、複数の人でひとつのアカウントを共有して使うことで、“共同垢”とも呼ばれます。新しいアカウントを作成してIDとパスワードを共有すれば、共同アカウントの完成です。ひとつのアカウントを共有するなんて不思議な気もしますが、実は彼らは公式アカウントを運営することもあるので、抵抗は感じていません。 公式アカウントは、試合や発表会の告知に使われる部活アカウント、バン
ROE(株主資本比率)が20%を超えるなど、“アパレル業界の優等生”と呼ばれてきたユナイテッドアローズが一転苦戦している――。 【写真あり】ユナイテッドアローズとはこんなお店 5月8日に発表した2014年度の連結業績は、営業利益が前期比16.8%減の113億円。期初時点では最高益を見込んでいたが、一転して、6年ぶりの減益に落ち込んだ。高額宝飾ブランド品の「クロムハーツ」は好調に推移したが、主力のセレクトショップ「ユナイテッドアローズ」が不振だった。 営業減益の最大の要因は、価格戦略の失敗だ。円安による輸入コスト増を吸収するため、2014年の秋冬商品でシャツやカットソーなど定番品を一律値上げしたことが裏目に出て、10月以降に客数が急減。これを受け、アウトレット店や催事セールを増やし、10〜20%の値引き販売によって在庫処分や廃棄処分に踏み切ったため、粗利率が悪化した。 ■ 今回で3度目
1日4時間、あるいは6時間といった短い時間だけ働く「短時間正社員」制度を取り入れる企業が増えている。 洋菓子製造・販売のモロゾフや、「アースミュージック&エコロジー」を展開するアパレルメーカーのクロスカンパニー、大手ではアサヒビールなどが短時間正社員制度の先駆けとして知られている。 最近では、政府が成長戦略で掲げている限定正社員のモデルケースであることや、育児・介護などに追われる女性の働き方の見直し議論が高まっていることもあり、今後の導入に前向きな企業も多いと聞く。 だが、短時間正社員という新たな雇用体系が広く普及しているとはとても言い難い。 主婦に特化した人材サービス『しゅふJOB総合研究所』が7月に実施したアンケート調査によると、働く意欲のある主婦層417人のうち、「短時間正社員という働き方を知らなかった」と答えた人は54.2%と過半を占めた。しかも、実際に短時間正社員で働いた
隔週連載“中山秀征の語り合いたい人”、今回は7大陸最高峰の最年少登頂を達成したアルピニスト・野口健さん(41)の登場だ。イモトアヤコのエベレスト断念について語った。 中山「この間、イモトアヤコがエベレストを断念しましたけど、やはり危険ですか?」 野口「彼女は身体能力がすごいし、トレーニングもしてるし、条件さえよければ僕は登れると思うんですよ。でも、条件が何か1つでもズレると、本当に死ぬ。今年の春、エベレストでシェルパ16人が死んだんですけど、そのうち2人は僕の隊を案内してくれていたシェルパだった」 中山「大ベテランのシェルパでも、雪崩が来たら死んでしまうんですね」 野口「イモトさんの場合は、すごいサポートチームを作ってやってるし、超一流のシェルパと超一流の日本のガイドがついているので、完璧なんです。やれることはすべてやっている。ただ、雪崩や山頂付近の悪天候となると、どんなに一流でも
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