【ソウル共同】日韓が領有権を主張する竹島(韓国名・独島)をめぐり、韓国領有に向けた運動を展開する同国国会の「独島領土守護対策特別委員会」所属の複数の国会議員が22日から北方領土・国後島を訪問することが19日、分かった。同委員会によると、韓国国会議員の北方領土訪問は初めて。委員長を務める最大野党民主党の姜昌一議員が明らかにした。 日本と領有権を争う北方領土で、ロシアによる実効支配の状況を視察するのが目的としている。韓国側は竹島の実効支配を強めており、北方領土を訪問することで、竹島問題についても韓国側の影響力を強め日本政府に揺さぶりをかける狙いがあるとみられる。 一行はロシアのビザを取得して訪問することから、ロシアの管轄権を認めることになるとして、日本政府は難色を示すとみられる。 姜議員によると、訪問するのは民主党議員3人で、与党ハンナラ党の議員2人も参加を検討しているという。訪問目的について