大相撲の新弟子検査が26日、両国国技館で行われ、アラブ圏、アフリカ大陸出身としては初の力士を目指すエジプト人のアブデルラフマン・シャーラン(19)(大嶽部屋)が受検した。 1メートル89、138キロで体格基準(1メートル73、75キロ以上)を通過し、たどたどしい日本語ながらも、「スモウスピリットが好き。夢は横綱になること」と大きな目標を語った。 エジプト代表として世界ジュニア選手権3位の経験があり、大相撲にあこがれて入門を志願。自ら履歴書を送って、8月から三つの部屋で体験入門した後、10月から大嶽部屋で稽古を始めた。大嶽親方(元十両大竜)は「宗教上の理由で豚肉はダメだけど、あとは他の新弟子と同じ。雑用もこなすし、相撲への熱意はすごいよ」と話す。好きな力士は貴乃花というシャーランは、「文化は違うけど不安はありません」。 内臓に異常がなければ合格となり、興行ビザを取得後、来年3月の春場所で初土