前回のつづきで、TEI のお勉強にはいりたいと思ったのですが、いちおうこのブログはトリセツであることを目指していて、しかも一般に資料のデジタル化にそれほど熱心とはいえない歴史研究のひとたちをこっち側にひきこむことをひとつのねらいともしています。そこで、歴史研究のひとむけに、まずはそもそもテキスト化やマークアップをなぜやるのかという、超基本的なところからはじめることにしようと思いました。今回のお題は、「パパ、テキスト化が何の役に立つの?」です。(以下は正確さよりもおおざっぱに問題をつかむことを目的に書いています) 前に書いた文書のテキスト化についてのエントリでは、テキスト化することのメリットについては異論はないだろうという前提で話をしていましたが、じつはそんなコンセンサスはないんではないかと思うようになったので、そもそも〜話からはじめることにします。まずはテキスト化の前のデジタル化からです。