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ブックマーク / www.shinchosha.co.jp (2)

  • 考える人

    アメリカの高校を四つ中退した後、二十歳の頃に働きはじめました。“ニューメディア”なんて言葉が流行っていた八〇年代に、自治体と商社が組んで、キャプテン・システムというネットワークを使った街角情報を流す試みを開始した頃、その仕事にかかわっていたんです。割引になるクーポンはプリントアウトするんですけれど、そんな「ぐるなび」の雛形のような事業の営業をやっていたときに、コンテンツが足りないということで編集もやることになりました。そうこうしているうちにフリーペーパーを立ち上げ、営業兼編集長兼記者兼デザイナーを務めました。 八〇年代後半、当時コンピュータ関係のマニュアルを数多く手掛けていた翔泳社にバイトで入り、いきなりマックを渡されて後は自分で勉強しろと。OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング:実際の仕事を通じての社員教育法)の典型例ですね。この時にいじり倒したソフトウェアに夢中になりました。新

  • シリコンバレーからの手紙82|「和の精神」をベンチャーに

    迷惑メール対策サービスで注目を集めるシリコンバレーのベンチャー、ポスティーニ。この会社で、差し迫って解決しなければならない難題や、複雑な社内調整を必要とする組織的課題は、皆、小村尚子のところにまわってくる。我の強い専門家ばかりが揃うから、有望ベンチャーもふたを開けてみれば、社内は混沌としたカオスの世界。そんな会社のプロジェクト管理いっさいを取り仕切っているのが彼女なのだ。 「約束したことは必ず守る責任感とか、人に対する思いやりや礼儀、相手の立場になってモノを考える習慣というのは、日人に生まれたからこそ自然に身についた特質だと思います。少し大げさに言うと、シリコンバレーのベンチャーに和の精神を持ち込むことになっているのかもしれません」 尚子は今の仕事についてこう語るが、彼女のもともとの夢は、国連や世銀といった国際機関で働くことだった。高校卒業後、デザイナーを志望したが挫折。その後、

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