5月20日、ギリシャがユーロ圏を離脱した場合、短期的に国内はおろか世界経済にも壮絶な悪影響が及びそうだ。写真はアテネで3日撮影(2012年 ロイター/Yannis Behrakis) [ワシントン 20日 ロイター] ギリシャがユーロ圏を離脱した場合、短期的に国内はおろか世界経済にも壮絶な悪影響が及びそうだ。 ギリシャは食品や燃料の輸入代金にも事欠き、物々交換が日常茶飯事となる。「新ドラクマ」の印刷は間に合わず、政府は公務員給与をクーポン券で支払おうとするだろう。 ジョンズ・ホプキンス大学・先進国際研究センターの客員講師、Marios Efthymiopoulos氏は「大混乱になる。銀行は破綻し、国有化を余儀なくされる。支払いはクーポン券でしかできなくなる。ギリシャには(紙幣)印刷機が1台だけあるが、アテネの美術館が所蔵しており、もう使えない」と話す。 最近は「Grexit(グレグジ