インバウンドマーケットEXPO2018、海外からの渡航客を楽しませるためのサービスが並ぶなか、「災害は必ずやってくる」とインパクトのあるパネルを見つけた。エジソンハードウェア株式会社のブースだ。展示されていたのは外国人向けの避難誘導製品。地震に津波、台風など災害の多い日本において、目を背けてはならないおもてなしの形が、そこにはあった。 東日本大震災から得た教訓を活かして開発された製品 春を迎えるたびに思い出す、2011年に東日本を襲った悲劇。当時、暴動も起こさず整然と帰宅する日本人の姿が世界中に驚きを与えたが、その影には情報を得られず不安な時間を過ごした外国人が多くいたという。SNSなどを通じてわずかな情報を得られるものの、駅や街頭での避難誘導はほとんどが日本語のみ。逃げた方がいいのか、残った方が安全なのか。それすら判断できなかった人もいたようだ。 もし旅先でそんな経験をしたら、どうだろう