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*読み物に関するchiqashiのブックマーク (137)

  • 空中キャンプ - 禁止されること、後悔すること

    わたしは映画を見るために、よく歌舞伎町へいくのだが、あのあたりには三店のマクドナルドがあって、いつもたくさんの人が並んでいる。きっと、テイクアウトしたハンバーガーを映画館に持ち込むのだろう。看板に書かれた、赤地に黄色のMマークをなんとなく眺めながら、あのふしぎな国際企業について、わたしはいろいろと考えていたのだった。マクドナルドってへんな会社だよな。というのも、誰ひとりとして、マクドナルド製品が「健康的である」とは認識していないからである。あの店に並んでいる人はみな、これから口にする品がからだによくないことをじゅうぶん承知している。ことによると、マクドナルド社は、自社製品が「からだに悪い」と認識されることを、むしろ「ビジネス的にはプラスである」ととらえてはいないだろうか。なんだかそんな気がしたのである。 アルコール中毒者のための自己診断には、このような項目がある。「今までに、自分の飲酒に

  • 『星の牧場』と近所のゴッホさん - ohnosakiko’s blog

    風邪気味だったりして頭があまり働かない時に、よく子どもの頃に読んだを読み返す。今日は『星の牧場』を読んだ。小五くらいの時に学校の図書館で借りて読んでから、何度か読み返している。児童向けとなっているが、大人でも充分面白く読める。むしろ大人になって読んだ方が味わい深い。 舞台は第二次世界大戦が終わって少し経った頃の信州あたりの牧場。そこで働いている青年モミイチは、出兵中に酷い負傷を負いマラリアに罹り、記憶を失った人である。彼の覚えているのは、マニラやインドネシアのスラバヤで入院していた時の現地の町や自然の風景、楽隊の音、そして世話をしていた軍馬ツキスミのことだけだ。 乗っていた船が魚雷を受けて沈没しかかった時、モミイチは一人で馬達を繋ぐ綱を切って逃がそうとしたのだが、彼自身も大怪我のまま海に投げ出され、ツキスミとはそれきり生き別れになってしまったのだった。 牧場にも山にも馬はいないのに、馬

    『星の牧場』と近所のゴッホさん - ohnosakiko’s blog
  • 私のような仕事につく方法

    Aaron Swartz / 青木靖 訳 これはカリカット工科大学で行われたTathva 2007カンファレンスでの講演のために書いたものだ(補足)。 アメリカの作家であるカート・ヴォネガットは、講演のタイトルをいつも「私のような仕事につく方法」にしていた。そして内容はその時々で好きなことを話していた。私はどちらかというとその逆の状況にある。何でも好きなことを話していいと言われたのだが、自分に話せる一番面白い話は「インターネットの将来」とか「マスコラボレーションの力」みたいなご大層なことではなく、「私のような仕事につく方法」だろうと思ったのだ。 それでは、私はどうやって自分の仕事を得られたのか? 疑いなく、第一のステップはしかるべき遺伝子を選択するということだ。私は白人男性アメリカ人として生まれた。家はかなり裕福で、父はコンピュータ業界で働いていた。残念ながら、これらのことを自分で選ぶため

  • IT 戦士の作り方

    操作方法 → キー: 次のページへ ← キー: 前のページへ ↑ キー: 目次ページへ ↓ キー: 目次ページから戻る 目次ページでは ← → キーで一覧を移動し、クリックで選択します

  • 好きを貫いている者の礼儀 : 404 Blog Not Found

    2007年12月05日04:00 カテゴリArt 好きを貫いている者の礼儀 私は今、好きを貫いて生きている。 弾言するだけの自身はないのだが、他者が私を見てそう断言するのを何度も耳にしてきた。 そのことに、なぜ私はうしろめたさを感じるのだろう。 ITProにも転載されました 好きを貫いている者の礼儀:小飼弾 404 Title Not Found:ITpro 以前私は、こんな文章を書いた。 404 Blog Not Found:はてなに入りたくても入れないみなさんへ#0 404 Blog Not Found:はてなに入りたくても入れないみなさんへ#1 404 Blog Not Found:はてなに入りたくても入れないみなさんへ#2 404 Blog Not Found:はてなに入りたくても入れないみなさんへ#3 404 Blog Not Found:はてなに入りたくても入れないみなさんへ#

    好きを貫いている者の礼儀 : 404 Blog Not Found
  • ある日女性専用車両に乗ってたら

    男性が入ってきた。ぶっちゃけいかにもオタっぽい。ていうか、リュックにARIAのキャラクターのキーホルダーがついてるし……どう見てもオタです当にありがとうございました 気付いてやってんのか気付かずに乗っちゃったのか… 周りの女性を見ると皆またこれはこれで気付かない振り でまあなんとなく行動してた 後ろから肩たたいて「すみません、ここ女性専用車両ですよ」って言ったら「えっ?あっ!す、すすみません」とかいって向こうへ行った。あぁやっぱり気付かずに乗っちゃったんだなぁ。「だからどうしたんですか?そもそも女性専用車両があるってことが(以下略」みたいな事言われたらどうしようかと思ったけどそんなことは特になかった。 でも電車を降りたら、そのオタも降りてて、なぜか、話しかけてきた。 「さっきはありがとうございます」とか言われる私。ていうか何で礼なんだ?戸惑う余り「あぁいえ別に」とか言葉を濁す。 「あのー

    ある日女性専用車両に乗ってたら
  • 雪かき 2007-11-27 - 空中キャンプ

    三日間の社外研修を終えてもどってきた職場は、よくわからないカオスだった。事務所の蛍光灯が切れて、あたりが暗い。訊くと、先週の金曜に電気がつかなくなっていらい、そのままだという。二回連続でパスワードの入力に失敗して、ログインできなくなった社内システムのID。なくなる寸前の備品。各部署ごとに提出しなければならない、年末年始の進行表。宛先不明でもどってきた貨物の住所確認。そうしたあれこれが、すべて手つかずで放置されたまま、どこかの誰かに処理されるのをじっと待っていた。 それにしても、「文化的雪かき」とはうまいことをいったものである。「雪かき」はたいせつなことだ。誰もすすんでやりたがらないが、誰かがそれをやらないと、後で他の誰かが困ってしまうこと。こうした「雪かき」を、人知れずこなしていくことが、この世界に均衡をもたらすと村上春樹は書いた。雪かきの重要性はわかっているものの、はぁー、とつい力ないた

    chiqashi
    chiqashi 2007/11/29
    文化的雪かきの話
  • 2007-11-28

    アルファブロガー・アワード2007(http://alphabloggers.com/)にノミネートされている。(なんと) 地味なこの日記を読んでいただける方がいるというだけで嬉しいのだけど、いつのまにかに推薦されていた。(ちょびっと、うれしい) せっかくだから賑やかしで、読者の皆様、投票一つよろしくお願いします(ぺこり)。https://www.sixapart.jp/inquiry/alphablogger/alpha_vote.html 今さら、選挙運動もないだろうと思わなくもないが、出足遅すぎだろ>じぶん。しかし、ノミネートブログの顔ぶれをみると錚々たるメンツである。やばいな。 時々、「西海岸で七輪」みたいなヨタ話も書いていきたいと思う。 同窓会  1998/07/03 http://web.archive.org/web/19991009012647/http://www.bes

    2007-11-28
    chiqashi
    chiqashi 2007/11/29
    読んだら涙がでてきた。なぜだかわからないけど。しばらくたってまた読んで、たぶんまた泣く。
  • たまごかけごはん - 空中キャンプ

  • 個人史は終焉しない。続く。

    ある個人氏の終焉、と言う文章を先日読んだ。男女が出会い、子供を妊娠した、と言う話だ。 私は十代のころに子宮筋腫が出来、そして手術を受けた。不妊の傾向はあるだろう、と言う診断もその時受け、定期的に通院している。 私は子どもの頃から、よく人のことを聞く人間だった。勉強はするもので、ご飯はべるもので、部屋は綺麗にするもので、結果は収めるものである、と。自分の生の意味を考え始めたのは思春期の頃だ。大概、親のために、社会のために。上手に生きるため、に収束した。私は常に落胆した。酷く憂に毎日を暮らした。したいことは何も無かった。酒を飲み、寝て、を読んだ。しかし私は何者にもなれなかったし、ならなかった。なる事を選ぶことすらしなかった、出来なかった。 学生のころに恋人と暮らすようになった。恋人といると安心はした。しかし、恋人は私の生に意味を与えてはくれない。私はその、その人が体験する、一部の風景でし

    個人史は終焉しない。続く。
  • 2007-08-28 - 空中キャンプ

    常軌を逸した暑さに比例するように、ますます高まる性欲。わたしはこの夏、自分の肉欲を持てあましていた。暑い。性行為がしたい。アイスべたい。アイスをべたり性行為をしたりしたい。それが夏というものだとわたしはおもった。わたしは、名誉や金にはあまり執着しない方だとおもうが、虚栄心と性欲だけは人一倍だ。あきらかに品性下劣なわたしの人間性だが、そんな自分自身を否定したくはない。街には、わたしを挑発するように、いやらしいからだを露出しながら歩きまわる女性たちでいっぱいだ。なんて淫らな女どもだ、とわたしは憤った。抱いてやる、おまえらをまとめて。ブラジャーの肩ひもが見えている。あの下にはきっとおっぱいがあるにちがいない。わたしの経験によれば、女性のブラジャーを外すと、かなりの確率でおっぱいがある。 ところかわって。わたしは友達数人と飲んでいた。ビール数杯ののち、ウーロンハイでいい塩梅。となりには友達の女

    chiqashi
    chiqashi 2007/11/15
    「わたしの経験によれば、女性のブラジャーを外すと、かなりの確率でおっぱいがある」
  • Everyday Life of the Living Dead - 空中キャンプ

    遠くに人が歩いているのが見えた。俺は、うがーっ、と声をあげながら、その方向へのろのろと進んだ。できれば走りたいが、どうにもスピードがでない。そんな自分がいやになさけなくおもえて、俺はもう一度、うがーっ、と叫んだ。あー、もうずいぶん人肉を喰らっていない。ゾンビになってから二年たつけれど、まだ二回しか人肉を喰ったことがない。そのどちらも、他のゾンビが襲った人間の足とか腕なんかを、ばれないようにこっそり齧っただけなのだ。いつかは俺も、一人前のゾンビになって、自力で人間に噛みつき、人肉をすきなだけ喰らってみたい。 ゾンビになっていらい、記憶力もすっかり落ちてしまった。まわりのゾンビたちと話していても、「あの、えーっと、なんだっけ、名前でてこないや。ティム・バートンの映画いっぱいでてる人。かっこいい顔してて、ウィノナ・ライダーの元彼で、勢いあまって、腕に『ウィノナ・フォーエバー』って入れ墨しちゃった

  • 本当に恐ろしかった匿名オセロ

    http://anond.hatelabo.jp/20071101140722 はてラボで独立サービスとして始まった匿名オセロは4週目に突入する。 匿名プレイヤーは、その能力は別として常に勝ちを目指すウィナー、正反対のルーザー、白黒の均衡を取ろうとするバランサー、何も考えてないランダマイザーに大別された。それらが白黒手番を自由に行き来するため先読みが封じられ、指し手が凡手に均質化した結果、各局はほとんどが僅差で終了した。個々の局面を見ればそのプレイヤーのパターンなりに、他のプレイヤーの思考まで取り込んだ妙手は存在した。しかし、不特定多数の匿名であるがゆえ、その意図は推し量ることもできなかった。したがって鑑賞されることも省みられることも無く数多の対局に埋もれていった。プレイヤー達はいつしか考えることを止めた。 だが惰性からなのか、何かしらの繋がりを求める人の性からなのか10週を超えても延々と

    本当に恐ろしかった匿名オセロ
  • エレベーターには裏技があるらしい

    エレベーターには裏技があるらしい。 エレベータのボタンを押し間違えた時に、それを訂正するテクニックがあるというブログを読んだ。 僕が働いている会社のエレベーターは日立製である。日立の場合、キャンセルしたい[階数ボタン]を押し続けるとのことだ。 おもしろそうだ。やってみたい。悪戯とも言えないレベルだが、こういうものは試したくなる。 次の日、会社でエレベーターに乗ると、いい感じに一人だった。4000人を超える大会社の中では、3日に一度あるかないかくらいのタイミングだ。試すには絶好のチャンス。試すしかない。 何階にしようか少し迷ったが、26階を押すことにした。僕の階は18階なので、全く関係ない。26階はちなみに社長室がある階で一般の社員が降りることはまずない。 まあ、どうせすぐキャンセルするんだし、と思いつつもなぜか緊張してしまう。もしキャンセルできなかったらどうしよう、とも思ったが、その時はそ

    エレベーターには裏技があるらしい
  • あらたなる声明 - 空中キャンプ

    「あのさー、もうすぐ声明だすことになったから」と、彼はいった。世田谷区のせまい1Kアパート。オリジンのバランス弁当をおいしそうべながら、かたわらに置いた2Lペットボトルの烏龍茶を、直で飲んでいる。彼と一緒に暮らしはじめて二年。すっかり日にもなじんでしまった。「俺、日人に生まれたらよかったな。日、ごはんうまいし、女の子かわいいしさ。男は、サウジアラビアの方がイケてるとおもうけど。サウジアラビアって服とかカッコわるいしねー。俺も学生服着たかったよ。そいで学生服デートするの。あはは」。僕は、声明のことが気になっていた。 「ちょっと、声明ってなに」と僕は訊いた。二年前、彼を居候させる条件はふたつあった。ひげを剃ること。そしてテロをやめること。タフな交渉の末に、彼はひげを剃り、テロをやめると約束した。じっさい、今の彼はテロとは無縁の生活を送っていた。ふたりでタイフェスティバルにいってグリー

    chiqashi
    chiqashi 2007/09/12
    笑いながらもなぜか感じる妙なリアリティ
  • http://d.hatena.ne.jp/zoot32/20061127

    chiqashi
    chiqashi 2007/09/12
    「カナマナ」噴いた
  • 最近おれの中でUR都市機構がアツい -

    最近、おれの中でUR都市機構がアツいのだけれども、でもだって正式名称が都市再生機構である。「都市」に「再生」に「機構」である! SFギミック満載っぽいネーミングすぎる。 こんなかっこいい組織名じゃあ機構のトップの人とかすごいこと言ってると思う。 「諸君。人類にとって幸福とは何だ? 衣? 違う! ? 違う! 住だ!」 「都市の再生は人類の再生である。それを達成するためなら、わが機構はいかな犠牲をもいとわない!」 「世界を滅ぼして何が再生ですか!」 「再生だからこそだよ。 再生だからこそ浄化したのだ!」 「わたしはそんなもの認めないっ!」 「いいかげん聞き分けたまえ総理」 「軌道上に50万戸分の住居モジュール建設ですか? 無理です。よくて数千戸。それも人の住む環境じゃあない」 「150万人が住めさえすればいい。形状は問わん」 「形状? 住居の形状を変えたくらいではどうにも……」 「ちがう。ヒ

    最近おれの中でUR都市機構がアツい -
    chiqashi
    chiqashi 2007/08/31
    僕の中で「社会経済生産性本部」も同じくらいアツいです