『仮面ライダーゼロワン』の放送が、16話までを終えた。 敵として設定されていた滅亡迅雷 .net との最終決戦が繰り広げられた年末。本作と同様のスタッフ布陣(大森プロデューサー&高橋メインライター)による『エグゼイド』よろしく、敵がある程度のスパンで移り変わっていく構成と思われる。 平成仮面ライダーシリーズ20作品記念として、華々しく、それ以上に騒々しく駆け抜けた『ジオウ』。そのバトンを受け継いだのは、久方ぶりの直球「バッタ」モチーフの仮面ライダー、『ゼロワン』。AIという現代技術をメインテーマに据えながら、その問題や可能性を描写し、入り乱れる複数ライダーの群像劇を展開していく。 公式には謳われていないが、16話までが便宜上の第一章「滅亡迅雷 .net 編」と考えられることから、このタイミングで、本作に対する感想を書き記しておきたい。「魅力的なポイント」と「気になってしまう部分」、それらが