ウクライナで拘束中の米国人ブロガーはなぜ死んだのか?ロシア侵攻正当化の疑いで治安当局逮捕 イーロン・マスク氏らも調査要求、米国政府は論評避ける ウクライナ在住の米国人ブロガーがロシア侵攻を正当化する虚偽情報を流布したとして、ウクライナ治安機関に逮捕され、拘束中に死亡した事件が波紋を広げている。遺族らは逮捕は不当で、重病にもかかわらず、十分な医療も受けられなかったと批判。米企業家イーロン・マスク氏らも調査を要求したが、ウクライナ当局は逮捕は適法だと退けた。米国務省はコメントを避けている。(共同通信=太田清) ▽何の支援もない 死亡したのは米国とチリの二つの国籍を持つゴンサロ・リラ氏で、昨年5月、東部ハリコフの自宅を捜索され、逮捕された。その後、保釈されて自宅軟禁となったが、ハンガリーに向け国外逃亡を図った(リラ氏は政治亡命のためと主張)ことで再度拘束された。 昨年12月に予定された初公判で有