火災や災害の現場で活躍する地域の消防団。 本業の仕事を持ちながら、ひとたび災害が発生するといち早く現場に駆けつけて消防署員とともに初動対応にあたる。しかしその担い手は減り続けるばかり… どうすれば活動を維持できるのか? (宇都宮局 村松美紗) ※記事の最後で動画をご覧になれます。 消防団員 仕事を持ちながら現場に駆けつける 消防団員は、火災や災害が起きると、自宅や職場から現場へ駆けつけ、消火や救助活動を行う。会社員や自営業といった仕事を持ちながらも、非常勤特別職の地方公務員として位置づけられている。 報酬もあり、総務省消防庁の調査によると、1人あたり、災害に関する1回の出動に平均8000円程度、日常的な活動に伴い発生する実費として平均で年間5万円程度が市町村から支払われているという。 栃木県佐野市の消防団には地元住民約580人が所属している。 三井広好さんは、製造業の会社に勤めながら消防団