神奈川県の黒岩祐治知事は23日、持論である太陽光発電の普及を進めるため、通信大手・ソフトバンクの孫正義社長やほかの自治体と連携する方針を明らかにした。同社は各自治体と共同で全国に大規模な太陽光発電所(メガソーラー)を建設する構想を固めており、神奈川を含む十数人の知事から賛同を得ているという。 黒岩知事は知事選後、孫氏と会談し、構想ができた。それによると、同社と自治体が共同で各地の50ヘクタールほどの土地に発電能力20メガワット規模の太陽光発電所を建設。建設費は1基数十億円とみられる。発電した電力は、電力会社に全量の買い取りを求める方向で国などと今後調整する。 孫氏らは、賛同する知事らと6月中にも「自然エネルギー協議会(仮称)」を設立する。 黒岩知事は23日、静岡県庁に川勝平太知事を訪ね、「一緒にやっていきましょう」と呼びかけた。川勝知事は賛同し「静岡は『脱原発』を進めており、太陽エネルギー