ルビー(Ruby、1973年 - 1998年11月6日)は、アメリカ合衆国で飼育されていた重量4.5トンのメスのアジアゾウである。ルビーは「絵」を描くゾウとして有名になった。 タイ王国生まれのルビーは、1973年夏の誕生と推定されている。1974年2月にルビーは船に乗せられて、アリゾナ州フェニックスにあるフェニックス動物園(en:Phoenix Zoo)にやってきた。ルビーが「絵」を描くようになったのは、担当の飼育係がルビーが周りの泥土を棒で引っかいて遊んでいるのを見かけて、ブラシと絵の具を与えてからであった。 やがて、ルビーは他の2頭の象と一緒に動物園の主要な一画に移されたが、他の2頭は両方ともアフリカゾウであった。アフリカゾウとアジアゾウは別属の象であり、ルビーは他の2頭と仲良くすることはできなかった。 20歳になったルビーは、オクラホマ州タルサに連れて行かれた。そしてその地にある動物