ワクチンについて報道されるときは、被害、副作用というネガティブな切り口が多いのが日本の特徴。 それはメディアのせいでしょうか? そうとばかりもいえません。 ポジティブな語りや情報の提供を、専門家側ができていない、不十分なこともあります。 7月25日のPediatricsには、水痘ワクチンのルチン化によって水痘が原因で死亡する子どもが97%減少したという記事が掲載されていました。 Near Elimination of Varicella Deaths in the US After Implementation of the Vaccination Program Pediatrics この数字を出すためには、事前事後の疫学データを把握する仕組みが必要なわけです。 新しいワクチンが承認に向けて準備されるプロセスにおいて、製薬会社の臨床試験とは別に、公的な部門がこのような仕組みを整え、費用対
![ワクチンのルチン化で、死亡する子どもが97%減少 - 感染症診療の原則](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/df3a50c14b465108d37d0f484920317dd74971fb/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fu.xgoo.jp%2Fimg%2Fsns%2Fblog.png)